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トイレットペーパーの作り方

デマを発端とする謎の買い占めで品薄が続いている、ティッシュペーパーとトイレットペーパー。

無いものは作ろう

というわけで、トイレットペーパーを作ってみることにした。

調べてみると、牛乳パック6パック分で、トイレットペーパー1ロールが作れるそうだ。
とはいえ、それはリサイクル工場での話でのパルプ換算の話。
少し探した限り、自分でトイレとペーパーを自作している人の情報は見当たらなかった。


トイレットペーパーも紙なので、普通の紙の製造方法と大体同じだろう。
しかし、実際に自分で作るとなると、どの程度のクオリティーのものが、どんな材料とどんな道具で、どんな工程でできるのかは、やってみないとわからない場合が多い。
わからないことを、考えてもしょうがない、まずはやってみよう。

てことで、レッツトライ〜♪

流れとしてはこんな感じ、

1.パックを適度なサイズにカット
2.煮る
3.表面を剥がず
4.ミキサーにかける
5.パルプを水にまぜて漉く(すく)
6.乾燥させる。

完成

注:とはいえ、実際やってみてトイレをつまらせても当方は関知しないので、トイレットペーパーとして使うのはおすすめしません。てことで、これをトイレットペーパーとして使うのは、自己責任でお願いします。

尚、トイレットペーパーの溶けやすさは、JIS P 4501 で規定されており、大雑把に言えば、かきまぜて100秒以内にほぐれるというものだそうです。参考までに。

もう少し具体的に解説

1.牛乳パックを適当なサイズにカット
鍋からはみ出さない適度なサイズにカットするのだが、これはあとの工程で、表面のコーティングを剥がすので、細かくしすぎると面倒である。
また底の、部分も剥がしにくいので、この時点で除いたほうがやりやすい。

2.煮る
水1リットルに対し、スプーン1杯ぐらいの中性洗剤(食器洗い洗剤)を入れて30 分〜1時間ほどパックを煮る。パスタを茹でるような感じだが、時間は意外とかかる。

しばし放置する。
他のサイトで見た作成手順だと、容器を移し換え、漂白剤を入れて一晩つけておくとか、かかれていたが、今回はあまり漂白する必要性を感じないのでこのステップは省略。

ともかく、パックのコーティングが剥ければよいので、適度に茹でて適度に、水につけておけば、大丈夫だと思う。人によっては、茹でずに、水に4日間つけて置くというパターンもあるようだ。時間があればそっちのほうが省エネだと思う。

3.両面のコーティングを剥がし、中身(パルプ)だけ取り出す。
ゴミ(表面の破片など)が入ると、トイレ詰まりの原因になると思うので要注意。
軽く水洗いする。

4.ミキサーにかける
取り出したパルプを、軽く洗う。
ちぎったものに、適度に水を足し、ミキサーにかけてドロドロな状態にする。

5.パルプを水にまぜて漉く(すく)
適度なサイズの容器に水を入れ、パルプを適量投入。入れた水の量にもよるが、すくった時に適度な量網にのるぐらいの分量、濃度に調整するのが良いと思う。
よくかき混ぜ、満遍なくパルプが分散している状態で、ゆっくりゆっくり、網を持ち上げると、パルプが網にのってくる。薄すぎると後の工程で穴があく、厚すぎると、葉書みたいに分厚くなる。
その辺りは何回かやればコツは掴めるかと思う。

ここで肝心なのが網。
最初は、油をコスための紙を、割り箸で木枠っぽくして作ってやってみた。
これでも、一応できたのだが、そんなに目の細かいものじゃなく、通常のザルぐらいの比較的目の荒い金網でも十分、掬える(すくえる)ことがわかった。
そこで、10cm×20cmぐらいの板状の金網を東急ハンズで買ってきた。
これだとティッシュの半分ぐらいのサイズだし、木枠もいらない。

6.乾かす
風通しの良い場所で1日干しておけば良いと思うが、もうちょっと早く作りたいので、フライパンで焼いてみたり、オーブンで焼いてみたり色々試してみた。しかし意外とうまくいかず、結局ドライヤーを使うと、少し早く乾くという所にたどり着いた。

でもって、半乾きの状態でゆっくりはがして、クッキングペーパーに乗せ、さらにその上からクッキングペーパを乗せて、上からアイロンをかけると比較的早く乾燥できた。

完成物はこちら。

まあ見栄えはよくないが、ちょい硬めのティッシュぐらいな感じにはなった。

水溶性や、柔らかさに関しては、いまひとつな部分があるので、なにか良い方法や添加物が見つかれば、追記したいと思う。

以上、ティッシュペーパーの作り方でした。

買い溜めをするべからず

ティッシュ、トイレットペーパーの品薄に関しては、デマによって一気に購入が増え、その後、現在徐々に供給されている。にも関わらず、それが、開店して早々に店頭から消えていくのは、転売の存在も多少はあるかもしれないが、それ以上に、必要な分が既にあるのに、まとめ買いしていく人の存在によるのだろう。

非常時に備えて、平常時にストックを確保しておくのは結構だが、こう品薄な時に必要以上にまとめ買いをする人は、人としてどうなのよと思うわけである。

今回の新型コロナの拡大で、トイレットペーパーが品薄になるのは在る程度予想していたが、まさか海外でも、そんな買い占めみたいなのが起きるとは意外だった。

マスクに関しても、そのうち供給されていくだろうが、気がかりなのが、アメリカ人とか、普段マスクとか全然しないし、いざマスクが必要だって思ったとき、どのぐらい供給できるのか。物流が越境する今日、そういった需要や供給がどの程度グローバルに影響するのか、やや心配ではある。

新型コロナ

新型コロナの存在が、経済や社会に影響を及ぼしている。
未知のウイルスに対し、医学的、薬学的、疫学的な部分での対策が対策のメインではあるが、巣篭もり消費や、テレワークなどのオンライン活用を促している側面が興味深い。

その集いは必要か

学校、職場、病院、イベント、日々多くの人々が様々な形で集っている。
今回それぞれの優先順位が再検討され、不要と判断したものは、中止、ものによっては延期、あるいはオンラインなどで代替されている。

我々の日常というのは、過去の延長で考えたがるので、いくらオンラインシステムがあるからといって、なかなか面倒くさくて、移行しないというのが現実である。
テレワークを例にすれば、やろうと思えばできるケースは多々あると思う。しかし、企業としては「テレワークに変更したから収益が増える」という感覚を持ちにくいので、実施してないという企業も少なくないだろう。

遠隔医療なんかも、過疎化する地域が増える国内事情も含め、もっと一般化すれば、多くの人がそのメリットを享受できると思う。

適切なコロナ対策とはなにか

今回、中国では、外出禁止など、やや過激な封じ込め対策が講じられた。
さらに今、世界に感染が広まる過程は、いわば新型コロナ万国封じ込め大会ともいうべき状況とも言える。

ご存知の通り、日本でも、イベントの自粛、テレワークの推進、入国制限などが実施されつつある。経済を優先させるならば、イベントの自粛や、入国制限などは、直接的にはマイナスだと思う。

とはいえ、個人的には、冒頭にあげたように、この騒動が、巣篭もり消費やオンライン活用とリンクする部分を持っており、テクノロジー活用の観点でのチャンスだと思う。

なので、多少なり各国や、政府の対策がいくらか過剰であっても、今後の備えや、今回の変化によってもたらされた気づきを、今後の社会に取り込む機会としては良い事なんじゃないかと、やや肯定的に考えている。

コロナ対策による経済的マイナスを防ぐには?

回答としてはシンプルである、別のもので代替できれば良いのである。
リアルのイベントを、オンラインで開催し、同じ収益が得られれば、収益的の部分では完全に代替できたことになるだろう。コロナは、感染する速度(新たな感染者数)より、感染後の回復者数が上まれば、鎮静化に向かう。そのピークがどの規模で、いつになるかが今は肝心だが、どちらにせよ、ピークは訪れる。
だから、イベントを先伸ばしても、よい同様の効果が得られるなら、先延ばしというもの一つの選択かと思う。

とはいえ、3日間大盛りを食べなかったら、その後3日分を一気に食べれるかというと、そうではないように、先送りが利用できるものは、限定されている。

という事で、
新型コロナは、災いではあるが、それにどう取り組むのかは、興味深い。
少しばかり過剰な対策も、そこでもたらされた気づきを、今後の社会にうまくフィードバックさせるという意味においては、ありなんではないかと思った。

2020予測

ややマンネリ化しつつあるけど、今年も1年を予測。

まずは昨年の予測から振り返り


キャッシュレス
大方の予想通りキャッシュレスは一歩普及が進んだ。
個人的にも、身近に利用する多くの店舗が対応するようになったので、現金を利用する回数は月数回とめっきり減った。

とはいえ、歯医者の保険診療など、未対応な分野も多々ある。
ペーパレス、キャッシュレス、ハンコレスは、今年一年で一気にすすめるべき。
現金は災害時の非常手段ぐらいに早く持っていかないと、この国はいつまでたってもIT化すら進まず、労働生産性どころではないだろう。

また、パルプは多くが輸入に頼っており、災害とかちょっと事で急に品薄になる。環境破壊の抑止、ペーパーレスの一環としても、キャッシュレスは重要なステップだと思う。

人工知能
どのぐらいの人が実感しているかは別として、ディープラーニングは、いろいろ場面で活用されるようになってきたと思う。一方で、問題点も浮上してきており、その点は、一般の人の理解(技術理解)の向上が必要だし、開発者側の注意も必要である。
とはいえ、この分野は潜在的ニーズが高いので、安全を十分に確認しながらゆっくり進めていきましょう、なんてことにはならない。爆速で理解して、爆速で対策するぐらいの、スピード感を持った方が良いと思う。

・TPP、イギリスのEU離脱
EU離脱が延期となったのは予想外だったが、離脱するなら早いとこ離脱してよと思う。
TPP亡国論の人がどこへ行ったか気になる。

ということで、本題の2020

大地震
昨年末ごろから各地での地震活動が活発化している。
個人的には、東海から関東にかけてのあたりに大地震が来ても不思議はないかと思っている。

バブル崩壊
何バブルかはわからないが、オリンピックというプラス要因はあれども、それ以上に影響が大きいのは、アメリカ、中国の動向。
それに加えて、人口減少、災害、気候変動、などが不動産価値に影響を及ぼす事もありえるだろう。

エコロジー
この分野は、あまりに社会的な反応が鈍く、これまで大きなテーマになることもなかった。ただし、昨年書いたように、気候変動が一般の人でも、「あれ?もしかして?」と思う程度になってきたので、もう少し問題意識をもたないとやばいんじゃ?。と思いはじめている人が少しずつでてきたと思う。
水没する島や、砂漠化ぐらいだと、比較的安全地帯にいる人々は、のうのうとしてられると思うが、これが、テロや紛争レベルに発展してくると、やや風向きも変わってくるのではないだろうか。例えば軍事費に莫大な費用をかけるのは結構だが、むしろそっちをケアした方がよいのではないかという発想も必要だと思う。

サイバーセキュリティ
とかく近年、サイバーセキュリティに関連する問題は、潜在的にリスクが増している。
セブンペイとか、HDDの持ち出し転売事件などにみるように、まあ日本の自治体や、企業はそんなレベルなんだから、大きな問題が発生するのは、時間次第といった所だと思う。
国防という意味でも、政府ももう少し力を入れてもらいたいし、国民ももう少しITに明るい、候補者を選んだ方がよいと思う。

ネット上のクローズドコミュニティー
インターネット老人会ではしばし、昔のインターネットはよかったなあ。という話題がでる。
最初はアンテナの高い一部の人々が使用していたので、多少なり意識の高いコミュニティだった事が理由のひとつだったと思う。
閉じたコミュニティというのは、今後のインターネット上のコミュニティを活用する上で再度見直されるテーマだと思う。



少子化

20世紀の名残で、多くの人が、世界人口は今後も増え続けるようなイメージを、いまだに持っているかもしれない。しかし近年、世界人口増加はいずれ横ばいになると予想されている。

日本の出生率は現在1.4とのことなのだが、政府が子育て支援をうまいことすれば、これが3とか4になるかと考えると、そんなことはない。

少なくとも、自由意志で結婚したり、出産を抑制できるようになり、それでいて、さほど死が身近ではない、現在の日本の出生率は、多少の改善の余地はあるにせよ、著しく変わる事はないという事である。

そういう点に於いて、高齢化問題を、少子化対策(多子化政策)で補おうと考えるのは、まったくの大間違いだと最初に言及しておこう。

やはり高齢化による社会負担は、いますぐ、同年代で調節するよう政策転換するべきだし、労働力不足の面では、海外人材やロボティクス、デジタル化をすすめるに尽きる。

国内政治はさておき。人類はこれから30年後より減少に転じ、2100年世界人口は60億人になってるかというと、個人的にはそうは思っていない。2100年の人類は90億人と予測する。

人口増の要因をSF的に考える

マンボウ人間
マンボウは1匹で数千万個の卵を産むという。
バイオテクノロジーの進化により、一気に多数の子供を産めるよう(というよりは培養?)になったら、一気に人口が増える可能性はあると思う。

養殖人間
映画マトリックスでは、電池として人間が培養されている。
人類とは別の意思によって、大量に養殖が行われれば、人口増となる可能性はある。

地球外進出
宇宙ステーションなり、月面基地、火星へと人類が進む事になった場合、やや強制的な人口増が必要とされるだろう。

人口減の要因をSF的に考える

一方、人口減はどうだろう、伝染病、隕石衝突、核戦争、まったくないとは言い切れないが、世界人口を2/3にさせるような、リスクというのは、かなり小さく、100年、200年で考えれば、極めて小さいと考える。

新知性による侵略
SF好きとしては、人工知能とかトランスヒューマン、宇宙人、その他、新知性が、旧人類を駆逐するという話は興味深い。

まあ、2100年の人口、かつて後進国とよばれた国も、経済水準がある程度になれば、出生率も2未満になるのだから、そこで頭打ちになればあとは、横ばいか減少という事になると予想するのが妥当な所だと思う。

とはいえ、地球上の動植物やペット、畜産などの個体数の増減を考えると、人類が介在によってその個体数を大幅に変化しているものもあれば、人間とは関係なく、大幅に増減しているものも多数ある。

ある程度テクノロジーが進化し、そろそろ予測可能とも思える人口増加。しかし、自然界を見渡して考えるならば、これは、まだまだ不確かな要素なのかもしれない。

消費税10%

消費税増税から一ヶ月がたつ。数年たてば、また13%とか言い出しかねないので、メモしておこうと思う。

法人税

法人税を下げて、消費税から徴収する。
これは、グローバルな経済を念頭におくなら、妥当な判断だと思う。

低減税率

始まる前からわかっていたが、低減税率は、わかりにくいし、面倒すぎだし、直ちに廃止するべきだと思う。
直ちに廃止が難しければ、対象品目から、食品を減らすだけでも実施すべきだと思う。
ベーシックインカム的に考えるなら、その代わりに、国民全員にお米券でも配ったら良いと思う。

消費税の使い道

国の借金が増えちゃったので、増税してそれを賄いましょう。なので、消費税増税は仕方がないんです。と国民は説得されたはずだが、現状、消費税の用途をみる限りそんな感じではない。
ま、よく言われるように、日本の国債発行による借金は、大きな部分が自国民と連動しているのでバランスさえ、とれていれば、大きな問題ではない。

消費税は下げられる?

国の財源は消費税だけではないし、さらに言えば税金だけでもない。
消費税を減らして、別を増やすでもいいし、税金を減らして、その分公共サービスを減らしてもよいのであって、消費税を減らす事を目的化すれば、別に難しいことではない。
とはいえ、それが、国民に広く良い影響を及ぼすかといえば、全くそんな事はない。

消費税を下げるなんていう、キーワードで国民を釣って、カモリストを作る、国損政治団体の片棒をかつぐような、政治団体にはくれぐれも気をつけなければならない。

さらなる税率アップを阻止しよう

人口が減少する中、従来の人口規模での社会インフラを維持しようとすると、社会負担が、急速に増大することになる。
国にあれこれ面倒をみてもらおうとするのではなく、自治体規模で、なにを重視するか考えて、必要な公共設備を、選択することが大事だと思う。

そのためには、優秀な市長、県知事を選ぶか、市民のレベルアップが必要である。

命の値段、自由の価値、選択の価値

高齢者の運転する自動車の事故に若者が巻き込まれたり、殺傷事件などのニュースをみると、制度を変えれば、ある程度抑制できるものもあるのになあと思う。

高齢者の運転に関しては、踏み間違い防止装置と、高齢者の免許改正、両方行えばある程度対応できるだろう。将来的には自動運転技術などで、事故防止なども進むだろうが、それまで放置すると、あと十年ぐらいはこんな状況を続けることになる。

殺傷事件に関しては、防犯カメラなどに、自動認識の機能をつけて、自動検出していくべきだと思う。

テクノロジーの発展により、誰でも簡単に、大きな事件を起こしやすい社会が実現しつつある中、理由はなんであれ、それに見合った武器や、防ぎょ策が社会になければ、社会は徐々に悪に支配されるだろう。

一方で自由とは、そもそもどうあるべきなのだろうか。
最も重要なのは生存権だと思う。

好きなことをして、誰からも文句を言われない自由というのはどうだろうか。
おそらく、そういう意味での自由というのは、共同社会には存在し難いものであり、共同社会における可動性というのは、個々の努力によって、徐々に確保すべきものなんだと思う。

命を尊重するためには、法制度を変える事が必要だが、法制度を変えるのは、議員などである。そういう意味で投票率の低い日本では、自由の価値、選択の価値を国民があまり理解できているとは言えない。

年金2000万円もそうだが、国民には本当に自由があり、自分の意思で考えて判断し、動いているだろうか。テレビや、スマホで流れてくる情報に操作されているのではないだろうか。

そいう点では、一人一人が社会の中で、地上に重力で固定された部品のような存在なのかもしれない。

もし個々が本当に物理的にも精神的にも自由あれば、空気の分子のように宇宙いっぱいに個々が駆け回るに違いないのだが、そうではない。

本当の自由を得るためには、自分で考える力と、推進力が必要である。
そうでないなら、社会の良き部品として、人生を全うすれば良い。

平成を振り返る

平成が終わろとしている中、個人的に平成を振り返る。

1989年
国内人口:1.231億人
中国人口:11億人
世界人口51.857億人
日本のGDP:421兆円

2018年
国内人口1.277億人
中国人口:15億人
世界人口74.547億人
日本のGDP:557兆円

日本のGDPは2割ほど増えているが、人口は横ばい。
一方、世界の人口は1.2倍に増えた。
この30年間で世界は少しずつ変化、改善してきた。
テクノロジーに関しては、コンピューター分野での成長が著しく、コンピューターとそれを結ぶネットワークが世界全体を覆っている。

インターネット
多少記憶が曖昧だが、日本だと、Windows 95あたりから、徐々に広まってきた印象がある。
未来予測として、空飛ぶ自動車や、テレビ電話はだいぶ前からイメージできても、インターネットは予測できなかった
という点でも、語りつがれるべきポイントだと思う。

ベルリンの壁崩壊(1991)
世の中の壁が徐々に取り壊されていく。そういう世界を、予感させる出来事だった。

バブル経済崩壊
バブルの崩壊というのは、後になってみないとわからないものだが、経済というのは、実態と、そうではない部分がある。
経済や資本主義などについて、考える上でも、外せない出来事だったと思う。

オウム 地下鉄サリン事件 (1995)
世界は世紀末を迎えようとしていた。
当時の日本にはテロという言葉がなかったので、当時はテロとは言われていないが、今で言えばテロである。
いまでも通り魔的な殺人事件は存在するが、複数人が金目当てではなく、社会への復讐としてテロを企て、
実行した事件として考えると、日本でもそういうことが起きるのかという驚きの一方で、なぜ日本で起きたのか、
という視点も必要だと思う。

アメリカ同時多発テロ(2001)
戦争からテロへ。今でも紛争は存在するが、国同士の武力衝突はリスクや損失が大きすぎる。
とはいえ、世界の不均衡は解消されてはいない。

愛知万博開催
子供のころ、つくば万博に行きたかったけど、行けなかったという思いがあり、
愛知万博でようやく夢が実現したというのが個人的な感想であった。
箱モノ 批判もあるなかでの開催ではあったが、万博というのは少年少女に未来の夢を提示するという意味では重要な企画だと思う。

2025年の大阪・関西万博では、どのような展示されるのかはわからないが、
「大阪万博 1970」の残像を残しつつも、2025年における「未来の夢」を提示し、
人類の未来について、多くの人が考えるものになれば良いと思う。

東日本大震災(2011)
文明と災害という意味で、東日本大震災の被害は印象深かった。

福島第一原子力発電所事故(2011)
東日本大震災が、津波をもたらし、その後原発の電力供給に問題があり、メルトダウンを起こした。
理論上制御可能なテクノロジーであっても、現実的には人間の制御ではコントロールできないという史実として記憶にとどめておく。

アラブの春(2010-2012)
アラブにおける大規模反政府デモであったが、結局これが失敗したのは、政府を転覆させても、代替となる組織を立ち上げられなかったことと
言われている。
デモクラシー的なムーブメントも、代替案を出してそれを実行する能力がないと、なにも変わらないという教訓なのかもしれない。

あとがき
ふりかえってみると、平成30年間で日本は、課題先進国に向かって着実に進んで来たように見える。
世界も少しずつ良くなってはいるが、気象変動による災害がやや現実のものとなりつつある。
世界人口の中心はアジアに移動し、経済も欧米から、アジアに拡大していいる。
理想と現実は、やや異なる部分もあるが、かといって荒廃とした世界が延々と広がっているわけでもない。

我々は正しいと思った事を、可能な限り、可能な範囲で続けるしかできないし、そうあるべきなんだと思う。

2019年予測

すでに始まってしまったが、2019年についての予測。

キャッシュレス
やや目標的観測にはなるが、昨年末に続き、キャッシュレス化は一気に増えると思う。
現金主義も根強いのでどこまで進むかは不明だが、ここ数年でのキャッシュレス化の速度はあまりにゆっくりなので、今後1、2年は勝負だと思う。

ちなみに、暗号資産こと仮想通貨は、もう一段階縮小するだろう。
マイニングも失敗し、現状のハッキング耐性を見る限り、実用レベルには一歩及ばず、という事になりそうだ。
理論上のセキュリティが確保できていても、運用レベルでそれを確保するのが難しければ、実用レベルとは言えない。
匿名性はひとまず犠牲にして、利便性と、悪用防止対策を強化したものが現れたら、再度利用を検討しても
よいかなと思っている。

経済・政治
政治的に考えると、国内外の要素からして、今年はかなり、リスクの高い一年となりそうだ。
猪突猛進した場合は、確変でうまくいく場合と、大損をするパターンに分かれそうだ。
チャンスがきたら、すぐさま乗れる用意しておくと良いと思う。
ただし、2段階構えぐらいの慎重なスタンスでチャンスには挑みたい。

人工知能
すでにブームはピークを超えているが、今後人工知能は、より身近なものとなり、多くの人が仕事やプライベートで、利用する事になる。
少し先になるだろうが、いくつもの人工知能ブランドが登場し、人々はそれぞれを好みで組み合わせて利用することになる。
Siri、Alexa、Cortanaなどのように、実際には複数の技術やサービスを介して提供されるが、名前がつけられ、人々はそれらを、機能や性格にあわせて使い分けることになる。

個人的には、自分に代わって24時間何かを探索したり、集めた情報を自分用にアレンジしたり、自分が集めた情報を、ビッグデータの一部として提供する事で、社会の効率化を高めるような、使い方に特に関心がある。

災害
昨年は、大雨だったり、火山による津波(インドネシア)など、少し珍しい分類の災害を知る機会が多かった。
気象変動の増加度合いが、ついに一般の人々にも実感できるレベルに近づきつつある。
今年は例年に比べて災害が目立つ年ではないと思っているが、そんな時だからこそ備えは重要である。

TPP、iwc脱退、イギリスのEU離脱
アメリカ抜きのTPP発効と、IWC脱退。
これが5年後10年後どのような意味をもつかはわからない。
ただこれらに共通して言えるのは、共同体の再構築の始まりだという事である。
もはや最強ではなくなったアメリカを横目に、中国は成長のスピードを落としつつも、さらなる力の拡大を目論んでいる。
そんな中、日本としては、アジアの安定性を保つべく、アジア諸国とのバランスの取れた連携がますます重要となる。
ひきつづき、EU、アメリカとの連携も重要だと思う。

ポピュリズム
情報がSNSで拡散する現在、ポピュリズムは力を持っているが、ポピュリズムの中にそれを管理する機能はなく、時々暴走する。
ビッグデータや、AIなどを使ってそれらを管理するというのが当面の課題となっていくだろう。

平成ノスタルジー

平成が終わろうとしている。
史実的な振り返りは別の機会にするとして、個人的に平成ノスタルジーというと、椎名林檎を彷彿させるワードである。

少し以前、近年の椎名林檎は右傾化が気持ち悪いという記事を読んで、それって右傾化なのか?と、モヤっとしたのでそれについて考えてみた。

 

NIPPON

右傾化イメージに影響を与えた要因の一つがこの曲だと思う。
まずこの曲は”NHKのサッカー関連番組のテーマ曲として書き下ろされた楽曲”である。
歌詞の言葉尻を捉えて、それを右だの左だのいいだしたら、キリがないと思うので、一旦それはおいておく。

そもそもオリンピックやW杯は、なぜ多くの人が自国の選手を応援するのだろう? 自国の選手が、金メダルをとったら自分も頑張れば同様の能力があると思うからだろうか。 多分違う。 自国の選手が金メダルととると、自分の収益がアップするからだろうか。 多分ない。 仲間意識と考えるとどうだろう。 これは結構近いと思う。 じゃあ同じ国民というのは何仲間なのだろうか?

 

国籍仲間
まあこれは定義そのものなので、当然同じである。

 

同郷仲間
これは時々違うだろうが、似たような生活環境で育ってきたという事は多々あるだろう。

 

宗教
これは、まちまちだが、自分の血液型が言えれば、あなたは日本人である可能性が高い。

 

納税地仲間
国籍=納税地とは限らないが、自国の選手は自国に納税しているというケースはまあまあ多いと思う。
戦争で国同士が国力を競う時代は一旦終了した。
核兵器やその他の大量破壊兵器により、利益より被害が大きくなると考えらるようになったためである。

そしてスポーツという分野で国別対抗で競う事により、ある程度の国力を世界に示すというのがオリンピックなのだと思う。

だから、自国がたくさんメダルをもらえるという事は、まあまあその国が潤っている事を示している。よって自国の選手がメダルを多くとると嬉しいのだ。

これを事を声にしていうと、おそらく偏屈なやつだなと言われるだろう。だが国別対抗なのだから、これは少なからずあるだろう。

 

遺伝子
遺伝子の類似を、我々の本能がどこまで追求しているのかどうか、私は知らない。 しかし多くの人種問題や、動物の行動を鑑みると、視覚的類似は、仲間意識としての影響を与えているに違いない。

 

物語の共有
これはいい表現だと思う。我々はメディアを通じ、選手の情報やエピソードなどを見聞きする。 知っている人を応援する。ごく単純な行動だが、これ以外の理由や動機に比べれば、純粋な気がする。

おそらく他国の選手にも様々な過去だったり、国の歴史背景が存在し、それを知れば応援したくなる選手も多くいるだろう。 しかし多くの場合は、自国の選手をメインに物語が共有される。 だから、多くの人が自国の選手を応援する。

 

戦争

こんどは話を戦争にうつす。 太平洋戦争 なぜ我が日本は戦わなければならなかったのだろうか。 大雑把言えば、国境、仲間を守ったり増やすのに戦争というシステムが世界展開されていて、 日本もそれに参加したという事なんだろう。

 

右と左

右と左というのは実はあまり意味がない、赤組と、白組のように2つのグループにきれいに別れているものでもなければ、○○主義のように、定義された思想でもない。
ただ強いていうと、右と左という仮想敵を作る事で、お互いの戦いを業務として成立させるだけの存在である。

よく政党に対してあれは右だ、左だという場合がある。そういうレッテル貼りは、国益か、国損かを示しているに過ぎない。

しかも、多くの場合その定義があやふやのまま使用される故、使う側も、受け取る側も右派、左派ときいて、それを正確に理解することが難しい用語である。だから右派、左派なんて言葉はつかわず、国益を重視する思想か、国益を重視しない思想・団体と区別したほうが良いと思う。

 

日本的アイデンティティと戦争

日本的アイデンティティと、戦争との間には特に関連性はないと思う。
それでも、昭和の歴史や文化の中で、いくつかの日本的なものは、昭和の戦争の記憶とと関連づけられて封印されている。

 

椎名林檎の右傾化

私が思うに、椎名林檎の右傾化は、右か左かという意味のない線引きにより生まれた副産物なのだと思う。

要は、右とか左とかに過敏になりすぎて、単純に昭和的、日本的なものがやりだまにあげられた結果なのかと思う。

 

昭和が終わり、この平成もまもなく終わりを迎えようとしている。

次の時代に昭和の何を残し、平成の何を残すべきか。

単に日本的な物を排除する事では、ピースフルな社会は実現しない。

 

 

 

安倍内閣の恐怖

次期自民党総裁選。この分だと、結局安倍さんでいくんだろうなと思う。
経済としては安定した長期政権が理想ではあるが、一強体制というのは、しばらく続くと結局ずぶずぶになってしまう。
その先を考えると恐ろしいのは、やはり政権交代である。
別に野党がちゃんとしてれば、交代しても問題ないし、経済も余裕があれば、2大政党で競争するだろうが、
野党がだめで、経済もそこまで余裕ないのに、なし崩し的にまた政権交代しようものなら、また大災難である。
これまでの流れは、
・政治不審、政治的無関心
・小泉内閣登場
・小泉内閣は失敗という誤った認識が広がる
・政権交代が必要とマスコミに洗脳され国民が民主党に投票
・だめだこりゃと、自民党に政権が戻る
・政治不審、政治的無関心
と考えると、今回の続投はハイリスクだ。