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月: 2010年3月

Android

10年後Appleの最大の失敗は、iPod iPhone iPadの成功により、さらに大きな市場に気がつかなかった事。と言われるかもしれない。
Androidケータイは、現状、iPhone以上のユーザーエクスペリエンスをもたらす事は難しい。
ハードウェアが、サードパーティーによって提供されているので、端末によって差がある。
自由度が大きい反面、統一化されていないので、Androoidで動くアプリケーションに不便さや、
Androidは、いまいち使いにくいという感想をユーザーが持ってしまう可能性がある。
それでもAndroidの可能性は、ケータイにとどまらない。
むしろその可能性は家電や家庭用ロボットなどに広がっていくだろう。
今後あらゆる電化製品にAndroidが搭載されていくだろう。
しかしなぜWindowsでもMacでもなく、Androidなのか。
それは、オープンだからである。
TRONもあらゆる組み込み系の電子機器で利用されていると言われているが、
オープンだからである。
しかし、ただオープン、フリーというだけではだめである。
デベロッパー支援、ブランド力、信頼も必要である。
まだAndroidは、ブランド力も信頼度も確立されていないが、
今後多くのデベロッパーやユーザーの支持を獲得していけば、その普及は急速に進むだろう。
iPhoneアプリや、mixiアプリを見て思うのは、これからの電化製品に必要なのは、
・ネットワークに繋がる事
・ユーザーが好きなアプリケーションを追加できる事。
 しかも有名な企業のものから、一般のユーザーが作成したような様々なアプリケーションから
 好きなものを検索、選択できる事。
だと思う。

酒鬼薔薇事件

久々に酒鬼薔薇事件の話題がニュースにあがっていたので、この事件について考えてみた。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=神戸連続児童殺傷事件&oldid=31088118
>1997年に兵庫県神戸市須磨区で発生した当時14歳の中学生(以下「少年」と称す)による連続殺傷事件
当時思ったのは
・通り魔的な殺人事件は捕まりにくい(時間がかかる)
・中学生でも連続殺人事件を起こせるという事
・本当に全部一人でやったのだろうかという疑問
といった事で、これらは今でもそう思う。
実際、この事件の前と後とで変わったのは、
「なんでもないような中学生が連続殺人をおこす事がありえる。」
というのが、定説となったという点だろう。
それ以外は以前となんら変わりがない、
たしかに少年法は改正されたが、同様の事件が起こらないようになったわけではない。
最も重要なのは、そのような事件を未然に防ぐ事だと思うが、
現状決定的な対策は見つかっていない。
ただそういった現状で、ひとつ言えるのは、
なんでもないような中学生が連続殺人をおこす事がありえる。
という事を覚えておく事かもしれない。
同じく過去の事件で覚えておきたいのは、地下鉄サリン事件
これにより日本でもテロは起こるという事が確かになった。
事件当時はテロという言葉すらなかったような平和な日本だったので、
日本でテロといってもあまりピンと来ない人もいるだろう。
しかも、もっと言えば、
数年前におきた、秋葉原無差別殺傷事件もある意味自爆テロだろう。
思うのは、誰でも殺人を犯す可能性はあるし、被害者になる可能性もあるという事。
ただ多くの場合は、殺人に至るまでの過程というものがありその過程のどこかでストップを
かける事ができれば、事件は減らせるかもしれない。
そういう点からすると、重要なのは犯罪の成長を察知して途中で犯罪の芽を摘む事なんだと思う。
世間に無関心でいながら、犯罪が起きてから、被害者に同情して、加害者を非難するだけという
現代の犯罪と大衆との関わり方は、問題だと思う。

Smart Q5

まだ買ってないけど、iPhone派なので、ケータイとしてのAndroidには、実はあまり興味がない。
ただ、Androidは今後、ケータイだけじゃなく様々な家電や専用端末に搭載されると思っている。
家電アプリの開発には興味があって、いずれ何かアプリを作ってみたいと思っていて、
とりあえず安く使えるAndroid端末、Smart Q5を買ってみた。
Covia SmartQ5 (Android 日本語版)
amazonで19,800円
まず電源を入れてみる。
アプリが全然入ってないし、肝心の、Android Marketが入ってないのでこれじゃなにもできない。
なるほど、Coviaのサイトからファームウェアをダウンロードしてアップデートしたらいいのか。
というわけで、SDカードを買ってきて、アップグレード。
まだ使いこなせてないが、感想
・タッチパネルの性能が悪いのかペンでないと使いにくい。
・しかもペンを使っても、誤操作が発生する。
・サイドキーを使う操作とタッチパネル上で操作しないといけない場合があり、
 両方の指での操作を必要とするので大変。
・SDカードが深くて、出し入れしにくい。
とはいうものの値段も値段だしまあしょうがない。
Androidの部分については制限の無さが、使いにくさに繋がっているという感じがする。
追記:
その後、Android marketも使えなくなってしまい、ほとんど使い道がなくなってしまった。
開発用とはいえ、もう少しちゃんとした端末を買ったほうがよいかなと最近思っています。

インターネットテレビ アゲイン

テレビは、次は3Dだとか言ってるが本当は、電波による放送なんかさっさとやめて、インターネットテレビにシフトさせるべきなんだと思う。
テレビは見たいときに見れるようにすべきだ。
でも現在それを実現しようとすると、チューナーを複数搭載して力技で全チャンネル録画をしようという事になってしまう。これは馬鹿げている。
そもそも生じゃない番組をなんで全国同時に放送してみんなリアルタイムで見るのか意味不明だ。
見たい時間に見れればいいじゃないか。
それに映像にもっと付加情報がついててもいいはずだ。ニコニコ動画じゃないが、コメント欄があったり、関連情報から直接amazonに行って商品が買えてもいいはずだ。
CS放送にしても録画機とテレビ両方で視聴ライセンスが必要なんておかしい。
家電メーカーは今でもテレビを作ろうとしているが、パソコンメーカーは、パソコンでテレビを作ろうとしている。
そうするとケータイ電話と同じような事がおこる。
パソコンメーカーは家電メーカーが苦労して追加してきた機能を、パソコン文化の発想でそれを意図も簡単に実装してしまうのだ。
その結果家電メーカの製品が淘汰されてしまう。
音楽業界に起こった変化はテレビにもやってくる。
CDが売れなくなり、少数のアーティストが爆発的に売れる時代ではなくなり、レーベルの収益が減るという流れ。
いままで音楽を独占し、その利権で潤ってきた音楽レーベルに、インターネットが変化をもたらしたのだ。
出版も、テレビ業界もいずれはそうなる。
テレビ局は今すぐネット時代のテレビ番組のあり方をすぐに考え直すべきだ。
(たぶんソニーはわかっているのだろうが。)
家電メーカーは、パソコンベースでテレビを作るべきだ。パソコンベースでテレビの再定義が必要だ。
生活者は、テレビ利権による社会のゆがみを理解し、テレビの見方を変えるべきだ。
過去に囚われ続ける、テレビ局、家電メーカー、消費者は淘汰されるべき対象なのである。

日本のITはなぜ遅れてしまったのか

日本がITで、遅れてしまった理由は一言で言えば殻に閉じこもってしまったからに他ならないだろう。
いいものを作れば売れた時代もあったが、その過去の栄光に囚われてしまったのだろう。
成功体験は捨て、次の時代に向けてやらなければならないことをやらなければいけない。
確かに、15年前、インターネットというものがどれほど重要な意味を持つものになるか理解できていた人は少ないだろう。私もそうだった。
しかし、10年前には、現在のような音楽や、映像がネットで提供されるような時代が来ることが想定できていた人はそれなりに多くいたはずだ。
しかし、今でもCDに関しては今でも数多くのレーベルがネットは嫌々よーといっている。
テレビも、書籍も、選挙や、公的サービスにしてもそうだ。
著作権、セキュリティー、プライバシー。
結局日本人は、先頭に立つことを拒んだ。
他の人がやるのを見ていて、先を行く人が現れても、あれは違反だ!あんなのだめだと言い、認めようとしなかった。
そんな日本を変えるのに一番実現性が高いのは、日本人が変わり、マスコミが変わり、そこで天才が登場して変わるという事。
日本人がいまのままで、保守的であるかぎり、いくら天才が現れても変わらないし、マスコミは日本人が変わらない限り変わらないだろう。