Press "Enter" to skip to content

月: 2023年1月

2023年予測

比較的無難な予測を行ったこともあり、去年の予測に関しては、だいたい予想の範疇だったと思う。

少し想定外だったのが、ここ日本においては、マスクレスの社会が訪れず、なぜか感染者数だけ増える、一方で無意味な対策(過剰なマスクやバスの先頭席禁止)を未だに続けているという現実を目の当たりにした事である。

これは、現状維持バイアスの打破が、いかに難しいかを明らかにしている事案かと思う。
政府の対策もあるが、本質的には、国民性による部分かと思う。

コロナ

昨年以上に、死者は増えるかもしれないし、結局なんとか第○波というのが年2、3回きてその一つは変異株やなんだって事で猛威を振るうことになるんでしょ?というのがここ3年の知見である。

冒頭に挙げたように、重要なのは、2019年と、現在を比較し、それが例え同じ数字でも、捉え方や、対策の仕方は、従来との状況の違いを加味して対策すべきだって事である。

水害

こればっかりは気象次第であるので、どこでどんな水害が起きるかというのは推測しにくいが、近年のトレンドとして、これは外せないだろう。

過去のインフラが老朽化していく中で、それぞれの自治体、あるいは政府がどこを重点的に整備をすすめ、逆にどこをあきらめるかを選択する必要がある。

新たな戦争と減戦

戦争というのは、多くがいきなり始まるものではなく、プーチンであれ、習近平、金正恩それぞれの、支持体制や武器の保有があってこそ成り立つものだと実感する。

そういう意味で、戦闘能力や十分な抑止力を持たない我が国は、次なる戦争も止めることはできないだろう。しかし、重要なのは、単に戦争のトリガーだけに注目するのではなく、その背景を理解し、戦争を遅らせるための仕組みを設けることが直近の課題だと思う。

ここでも重要となるのは、現状維持バイアスとどう対峙するかという課題がある。基本的に民衆というのは、実体験や、原体験に左右されやすい。

それが故、誤りも含めて繰り返されてしまうのが常である。

例えば、軍事大国と貿易をするのであれば、相手国の政治体制や、武器の種類を考慮し、国交や関税を変える事も必要なのかと思う。簡単に言うなら、核の保有数(廃棄量)や兵器の使用量に応じて関税を下げれば、核を減らすインセンティブになるのではないか。という事である。

経済動向

とりあえず、コロナ、戦争、という資源高要素は引き続き続くのだろうが、各国それなりに対応をすすめている。恐慌リスクに関しては、なんとか乗り越えて欲しいものである。

日本に関しては、ようやく、黒田総裁の任期切れとほぼ同じくして、方針転換が進めば、あるべき姿に進路は向かうと思う。

もう少し円高にもどしたところで、物価高も一段落すれば、国内の経済としては久々に良い一年となるだろう。

不動産・銀行業界の動向は興味深い。

民主主義

通信技術や、AI技術の進歩により、EBPMや民意をさくっと集計できるような技術は、とっくにできているのだが、なかなか活用されてしない。原因としては、マイナンバーカードのように法的な拘束力のあるIDツールが普及してないのがひとつにある。

SNS投票のどこが民主的じゃ無いかといえば、ダブルカウントだらけであること。共同体の内か外の区別がつかない(どこの民がわからない)事である。

Twitterでも、mixiでもよいのだろうが、SNS的なプラットフォームに、マイナンバーカード的な本人証明機能を取り入れることがまずは必要だと思う。

イーロンマスクに今年期待したいのは、既存のSNS投票に糞食らえといって、新しいシステムや、共同体を提案してもらいたいものである。