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カテゴリー: make

生ゴミ乾燥機

いままで使っていたのゴミ箱は、大きすぎという結論となり、小型の生ゴミ対策装置を作ることにした。生ゴミの処理方法を考えると、ディスポーザー、冷凍、乾燥、コンポストなどいくつかの方法が考えられるが、うちの場合は少量なので、乾燥させるのが比較的手軽なのかと思う。

材料は、
・市販の小型ゴミ箱(ジョセフ ジョセフ 生ごみ用ごみ箱)
・スマホ向けのペルチェ 素子を使った冷却ファン(USB)
・小型のファン(4cmサイズ、USB)
・アルミのヒートシンク(6cm×10cm)
・牛乳パック(ファンの固定用)

作ると言っても、やることはファンを牛乳パックにとるつけることと、配線用に箱の縁を、ハンダゴテで溶かしてくぼみをつけた事ぐらい。

見ての通り、冷却ファンも箱の中なので、ヒートシンク部分は冷えるが、容器内は冷えない。
牛乳パックは側面と反対の側面に穴をあけ、下の冷却ファンからの風を一部取り入れつつ、左から右に風を送り生ゴミにあてている状態。

温風が生ゴミにあたることで、そこそこ生ゴミの乾燥が進むようだ。
温風を作るだけなら、電熱ヒーターでも良いと思うが、冷却ファンだと多少除湿もしてくれるかなと思って使ってみた。

うまく構成すれば、除湿、冷却、もできそうなもんだが、現状に満足してしまったので一旦このままで使っている。
尚、送風だけだとどうなるかは試してみた。送風だけだとあまり乾燥しない。

尚、今回のDIYについては、冷却ファンの使用方法がやや本来の使用方法とは異なるので、自分もやってみようと思った方は、如何なる不具合も自己責任でお願いします。

逆に電熱ヒーターを使う場合は高温にならないように気をつける必要があると思う。

ティッシュペーパーの作り方

前回挑戦したトイレットペーパー の作り方だが、もう少し柔らかなものを作れないかと、再挑戦してみた。

基本的な流れと道具は前回と同じだが、今回はグリセリンを追加。厚さももう少し薄めにしてみた。

グリセリンは保湿ティッシュなどでも使用されているようだ。

漉く前のパルプ水に、グリセリン少々(小さじ1以下)。


できたのがこちら。

前回に比べると、透過性が増し、質感もティッシュに近づいた。
体感としては、ペーパータオルとティッシュの中間ぐらい。

水溶性に関しては、無添加の状態と大きな違いは見られなかった。

薄く作るためには、パルプ水の濃度を薄くするか、すくい始める分量を加減すれば、薄くできる。薄くしすぎると、穴ぼこだらけになったり、金網から剥がしにくくなるので、加減は必要。

トイレットペーパーの作り方

デマを発端とする謎の買い占めで品薄が続いている、ティッシュペーパーとトイレットペーパー。

無いものは作ろう

というわけで、トイレットペーパーを作ってみることにした。

調べてみると、牛乳パック6パック分で、トイレットペーパー1ロールが作れるそうだ。
とはいえ、それはリサイクル工場での話でのパルプ換算の話。
少し探した限り、自分でトイレとペーパーを自作している人の情報は見当たらなかった。


トイレットペーパーも紙なので、普通の紙の製造方法と大体同じだろう。
しかし、実際に自分で作るとなると、どの程度のクオリティーのものが、どんな材料とどんな道具で、どんな工程でできるのかは、やってみないとわからない場合が多い。
わからないことを、考えてもしょうがない、まずはやってみよう。

てことで、レッツトライ〜♪

流れとしてはこんな感じ、

1.パックを適度なサイズにカット
2.煮る
3.表面を剥がず
4.ミキサーにかける
5.パルプを水にまぜて漉く(すく)
6.乾燥させる。

完成

注:とはいえ、実際やってみてトイレをつまらせても当方は関知しないので、トイレットペーパーとして使うのはおすすめしません。てことで、これをトイレットペーパーとして使うのは、自己責任でお願いします。

尚、トイレットペーパーの溶けやすさは、JIS P 4501 で規定されており、大雑把に言えば、かきまぜて100秒以内にほぐれるというものだそうです。参考までに。

もう少し具体的に解説

1.牛乳パックを適当なサイズにカット
鍋からはみ出さない適度なサイズにカットするのだが、これはあとの工程で、表面のコーティングを剥がすので、細かくしすぎると面倒である。
また底の、部分も剥がしにくいので、この時点で除いたほうがやりやすい。

2.煮る
水1リットルに対し、スプーン1杯ぐらいの中性洗剤(食器洗い洗剤)を入れて30 分〜1時間ほどパックを煮る。パスタを茹でるような感じだが、時間は意外とかかる。

しばし放置する。
他のサイトで見た作成手順だと、容器を移し換え、漂白剤を入れて一晩つけておくとか、かかれていたが、今回はあまり漂白する必要性を感じないのでこのステップは省略。

ともかく、パックのコーティングが剥ければよいので、適度に茹でて適度に、水につけておけば、大丈夫だと思う。人によっては、茹でずに、水に4日間つけて置くというパターンもあるようだ。時間があればそっちのほうが省エネだと思う。

3.両面のコーティングを剥がし、中身(パルプ)だけ取り出す。
ゴミ(表面の破片など)が入ると、トイレ詰まりの原因になると思うので要注意。
軽く水洗いする。

4.ミキサーにかける
取り出したパルプを、軽く洗う。
ちぎったものに、適度に水を足し、ミキサーにかけてドロドロな状態にする。

5.パルプを水にまぜて漉く(すく)
適度なサイズの容器に水を入れ、パルプを適量投入。入れた水の量にもよるが、すくった時に適度な量網にのるぐらいの分量、濃度に調整するのが良いと思う。
よくかき混ぜ、満遍なくパルプが分散している状態で、ゆっくりゆっくり、網を持ち上げると、パルプが網にのってくる。薄すぎると後の工程で穴があく、厚すぎると、葉書みたいに分厚くなる。
その辺りは何回かやればコツは掴めるかと思う。

ここで肝心なのが網。
最初は、油をコスための紙を、割り箸で木枠っぽくして作ってやってみた。
これでも、一応できたのだが、そんなに目の細かいものじゃなく、通常のザルぐらいの比較的目の荒い金網でも十分、掬える(すくえる)ことがわかった。
そこで、10cm×20cmぐらいの板状の金網を東急ハンズで買ってきた。
これだとティッシュの半分ぐらいのサイズだし、木枠もいらない。

6.乾かす
風通しの良い場所で1日干しておけば良いと思うが、もうちょっと早く作りたいので、フライパンで焼いてみたり、オーブンで焼いてみたり色々試してみた。しかし意外とうまくいかず、結局ドライヤーを使うと、少し早く乾くという所にたどり着いた。

でもって、半乾きの状態でゆっくりはがして、クッキングペーパーに乗せ、さらにその上からクッキングペーパを乗せて、上からアイロンをかけると比較的早く乾燥できた。

完成物はこちら。

まあ見栄えはよくないが、ちょい硬めのティッシュぐらいな感じにはなった。

水溶性や、柔らかさに関しては、いまひとつな部分があるので、なにか良い方法や添加物が見つかれば、追記したいと思う。

以上、ティッシュペーパーの作り方でした。

買い溜めをするべからず

ティッシュ、トイレットペーパーの品薄に関しては、デマによって一気に購入が増え、その後、現在徐々に供給されている。にも関わらず、それが、開店して早々に店頭から消えていくのは、転売の存在も多少はあるかもしれないが、それ以上に、必要な分が既にあるのに、まとめ買いしていく人の存在によるのだろう。

非常時に備えて、平常時にストックを確保しておくのは結構だが、こう品薄な時に必要以上にまとめ買いをする人は、人としてどうなのよと思うわけである。

今回の新型コロナの拡大で、トイレットペーパーが品薄になるのは在る程度予想していたが、まさか海外でも、そんな買い占めみたいなのが起きるとは意外だった。

マスクに関しても、そのうち供給されていくだろうが、気がかりなのが、アメリカ人とか、普段マスクとか全然しないし、いざマスクが必要だって思ったとき、どのぐらい供給できるのか。物流が越境する今日、そういった需要や供給がどの程度グローバルに影響するのか、やや心配ではある。

Maker

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる / クリス・アンダーソン
という本を読みながら、何か自分で作るっていいよねと思う。
-Arduino
マイコンとかの知識がなくても、手軽に電子工作ができるシステム。
-3Dプリンター
 金型なしで、安価で立体造形ができる。
現在の小中学生は、このような環境の中で、make: できるのがうらやましい限りである。
なぜ自分で作る事が重要だと思うのかというと
・モノ作りの楽しさ
・自分で使うものを自分で作るという精神
・道具を理解する事
といった事を挙げてみたい。
結局は精神論なのだが、他人から与えられた、大量生産された安価なものを使わされているより、
自分で使うものは、自分のアイデアやらを加えつつ、オリジナルなものを使えた方が楽しいじゃない。
というわけだ。
例えそれが、ありふれたアイデアだったとしても。