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日: 2007年7月20日

原発

こんな風に原子力発電所に地震が直撃してみると、原発って結構安全なんだなあと思う。
あいかわらず原子力の管理体制が杜撰(ずさん)なのはいただけないが、新潟県中越地震であれだけの地震を受けていながら半数が、ちゃんと対策を行ってなかったという現実を知ると命の値段なんて所詮そんな所だろうなあと思う。
もし仮に100%安全じゃない物は許されないとするなら、自動車は勿論。飛行機。食品。
住宅。医療。すべて許されないという事になる。
例えば1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故
wikipediaの記述では
>旧ソ連時代の内部資料で確認されている被害者だけで約13,000人、その殆どが既に放射線障害で
>死亡しており、さらに周辺住民の多くが死亡したと考えられている。
となっている。
実際の数はわからないが、仮にこの数で考える。
一方交通事故、平成18年中の国内データでは、死者6,352人とある。
(参照:http://www.itarda.or.jp/data/kihon.html)
チェルノブイリ事故から21年、安直だが21倍すると133,392人となる。
つまり、原発は見方によっては自動車の10倍安全であると言える。
原発が危険だというのはまぎれもない事実である。
しかし、現状で原発を廃止しようという意見に私はまったくもってリアルティを感じない。
もし本心で言ってるなら、原子力を利用せず例えば風力や、ソーラーエネルギーを個人で導入し、生活するべきである。もちろんもっと良いのはエネルギーを使わない事である。
もしそういう人々が増えれば、原発の必要性も減り原発も減るだろう。
問題が起きてからそれを非難するのは容易いが、それが本当に重大な問題ならその前に行動しているべきで、何もしてないというのは結局それを認めているという事だ。
こうして数字を見て思うのは、やっぱ自動車の問題ってなんとかしなきゃなあと思う。
もちろん原発に関してもできれば減らせる方がよいので、省エネ、エコエネルギーの利用を心がけ今後はさらに努力するつもりだ。