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日: 2006年12月22日

日本のモノづくり

近年不良製品などの回収が増えてきているという。
システムでもリニューアルや新サービスの開始となれば、トラブルがつきものである。
主な要因は
・開発時間が短い
・技術者の経験が浅い
・予算が少ない
このあたりからきてるのではないだろうか。
開発時間が短くなるのは次々新しい製品をださないと競争に勝てないという事だと思う。
どんどん便利になる事は大切だが、もっと製品の寿命を延ばす事が重要だと思う。
技術者の経験が浅いというのは、団塊の世代の退職の問題もあるし、
若者が減っている問題と、転職が増えているというのも大きな要因だと思う。
予算が少ないのは、長い競争によりそれぞれの製品に差が少なくなり、
値段でしか差別化できなくなってしまった。
その結果低予算での開発、製造が求められる現在に至る。
どうすればいいのか?
「日本全体で、子供・若者を育てる事に取り組むべき」
「生活者は目新しいもの、安いものより、高品質、安全で、長く使える製品選びを重視すべき」
「生産者は、価格や付加機能より、高品質、安全性、長く使える製品を開発すべき」
ってことだと思う。
資本主義の功罪
競争が働いて新しいものが生まれてくるのは良い事だ。
でも製品は消費されつづけなければ、お金にならない。
壊れなければ、消耗しなければ売れない。
もし地球上の人々が皆、先進国のようにものを消費したら地球の資源は瞬く間に消費されてしまう。