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日: 2006年11月3日

Zune

ここへきて実は結構ヒットするんじゃないという記事がでてきている。
「Zuneにヒットの可能性!? 意外に高い、現iPodユーザーのZune購入意欲」
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/11/02/387.html
ネットのアンケートなど、あまりあてにならないが、Zune可能性もなくにしもあらずだと思う。
iPodがヒットした理由はいくつかあるが、簡単にいうと音楽を自由(フリー)にしたからだと私は思っている。
それまでMDとかCDとか、カセットとか、聴きたい曲を聞くには、いちいちメディアを交換しなければならず、 持ち運びも面倒だし、探すもの面倒だった。
iPodなら、全部入れて持ち運べる。
その他、
・CDから、簡単にリッピングできるiTunes、それを簡単にiPodに転送できる。
・CD屋に行かなくてもネットで1曲単位で買える、ミュージックストア
というのも非常に重要な要素だったと思う。
で話はZune。
「Wi-Fi機能搭載」「画面がでかい」「音楽を共有できる」「Zuneで音楽を直接購入できる」
といった特徴は音楽を「自由」にする機能だと思う。
実際使ってみないと、便利か不便かは判断できないし、今の時点で流行るのかどうなのかは わからないが、iPodより自由なデバイスならばヒットする可能性は十分にあると思う。
そこで改めてiPod&iTunes Storeの課題を考える。
・PC無しで単体で音楽を購入できること。
・画面を大きくすること
・共有機能
これらが必要だと思う、
そして、他にも重要な課題として
・iPodが他のDRMのサポートする
・AppleのDRMであるFairPlayを他の音楽ダウンロードサービスに提供する
という項目があげられるが、前者は「iTunes Store」にとってはマイナス
後者は「iPod」にとってマイナス
という事が問題があるがゆえ、それをよしとするタイミングは難しい。
それでも本当に必要なのは音楽をもっと自由にすることだと思う。
かつてSONYが失敗したように、ブランドを過信し、自社ブランドの保護に固執すると失敗する。
生活者がより自由なサービスを求める事は誰も止められはしないのである。