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日: 2007年3月5日

家電退化論

インクジェットプリンターを買いに行く。
以前から使っていたプリンターもまだ使えなくもないのだが、もう10年近いし、
少し使ってないと、何枚か出さないときれいに印刷されないである。
そんなわけで、新しいのを買う事にして早速電気屋へ。
自分としては、普段は白黒で、たまにカラーで印刷できるシンプルなプリンターが欲しかったのだが、
大きさは10年前のプリンタとほとんど変わっていない。
むしろ重くなっているような気もする。
しかも、店に並んでいるプリンターはスキャナがついたタイプばかりだ。
インクジェットプリンターの低価格化が進み、単純に印刷するだけだと利益がでなくなってしまったのだろう。
そこで、驚きだったのは、白黒印刷機能が無いという事である。
白黒は、レーザープリンター。カラーはインクジェット。ビジネス向けカラー印刷は、カラーレーザーで。
という戦略によるものなのだと思うがひどい話である。
もう白黒を高速で印刷できる、薄型、低価格のインクジェットプリンターを作るメーカーはいないのか?
コピー取るなら、ちょっとコンビニ行けばいいし、スキャナも数年に1回も使わないしその気になれば、
携帯カメラで取って事足りるのに、こんなプリンターいらないよなー。
値段が安いから買っちゃうけど、こんな風に要らない物を買わざるを得ないというのは、なんか間違った豊かさだなあと思う。
プリンターの退化で一つ思い出したが、テレビの故障。
直してくれればいいのに、電気屋は薄型テレビを売りたいらしくて直してくれない。
リモコン(受信側)がちょっと故障しているのだ。
同じ大きさの液晶テレビ買ったら何十万もするし、テレビとしてはちゃんと映るし、それをゴミにしちゃうのは気が引ける。
あと、このテレビはアナログなので、2011年以降見れなくなると言われるが、実際あと4年後どうなるのだろう?
画面の大きさは同じなのに、何十万もする薄型テレビに買い替えなければならないのだろうか?
そこでちょと調べてみると地デジチューナーを買えば2万円弱で見られるらしい。
テレビを横から見るもんじゃないし、部屋もその何十センチかを削らないと住めいない部屋でもないし、
薄型とかいってあの大きさであの金額をテレビに使いたくないな・・・。
さっきの話と同じだけど、使える物を捨てなきゃいけないって間違った豊かさだよなー
と思う。小型でしかも壊れて映らないテレビならともかく、比較的大きくてちゃんと映るテレビなら、
液晶が出たからとか、アナログ放送が終了するとかで、ほいそれと買い替えないで、
長く有効に使える世の中にしたいものである。