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カテゴリー: 日本

自然淘汰されない

都内の人通りの多い場所に立地している飲食店なのに、サービスの悪い店は多々ある。
都会の一等地に店を構えていると言う事は、一見すると、繁盛店→良い店のように思えるが、
実際にはそうでない事が多々ある。
簡単に言えば、人件費を削って、家賃の高さを補っているのと、サービスが悪かろうが、そこそこ人が入るという事なのだろう。
自然淘汰という言葉があるが、世の中には、悪くても自然淘汰されないものが、多からず存在する。
善し悪しというのは、繁栄とは必ずしも相関関係にない。
だから、自然淘汰されない悪いものは、淘汰しなければならないと思う。
そこで重要なのは、善し悪しを見極める個々の能力と、悪いものを排除する努力だと思う。
これを怠っていると、世の中は次第に悪い方向へ向かってしまう。
話は変わるが、東京オリンピックが決まった頃から
「おもてなし」とはなにか、親切とはなにかふと考える。困っていて助けてもらったら親切だ。
しかし困ってないけど、席を譲ってくれたり、頼んでいないのにティッシュをくれるのは親切だろうか?
これは時と場合による。助かるときもあれば、迷惑な事もある。
とかく海外から、来た人にとって、旅館や、ホテルのコンセプトは別として、
おもてなしのニーズって微妙だと思う。個人それぞれのニーズは色々なんだし、
困ったとき親切だったり、困らないよおうわかりやすい事は大事だけれど、
先に待ち構えていて、おもてなしというのはなんかちょっと違うよなあと思う。

アベノミクスの歩き方

この先どうなるかはわからないが、アベノミクスについて少し語っておこうと思う。
まずは今日に至までの経緯を時系列におさらい。
2005年頃から円高と日経平均株価の関連性が高い状況に
2007年9月安倍内閣が終了
この頃から円高ドル安が始まっている。
2007年 サブプライム住宅ローン危機 (株価低迷)
2008年9月15日 リーマンショック (株価低迷)
2009年9月16日 鳩山内閣が発足 民主党政権へ
2010年1月12日 ギリシャ危機 (円高要因・株価低迷)
2012年12月26日 第2次安倍内閣発足
円安・株価上昇
世界的な経済不況の中、日本では 円高と株価低迷
株価低迷はグローバルな世界経済の一部として仕方が無い部分もあるとして、
円高に関しては、日本の政策に問題があったと思う。
株価で言えば、アメリカは、日本が鳩山内閣誕生の頃には株価下落が底をうち上昇に転じている。
しかし、日本は民主党政権へと移行し株価低迷を続けた。
アメリカは経済を持ち直しつつあると見ている。
安倍政権により、日本もその流れにうまく乗って、日経平均も回復しつつある。
日経平均というのは経済に対する期待だと思う。
アベノミクスに対する期待というのは、風船の空気のようなもので、
大きく膨らんで、うまくそれ乗れば実体経済も上昇できるが、
失敗してしぼんでしまうと実体経済も墜落してしまう。
重要なのは、今アドバルーンが上がった所で、それをどう商機に結びつけるかだろう。
逆にマスメディア、国民、企業がどう動くかによっては、風船がしぼむ要因となる。
その他の内的な要因や外的な要因もあるだろう。
政権は自民党に戻った。しかし、ここ最近の投票率からして、ここ数年の失われた経済的損失が、
国民の選択によるものであったという自覚が国民には無いように思える。
その話はひとまずおいておこう。
アベノミクスは、閉塞感が漂っていた日本における、希望の光として、数少ないチャンスである事は確かだと思う。
現在、高齢化が進む日本だが、ヨーロッパや、今は経済成長を続けるアジアの国々もいずれ高齢化社会を迎える。
日本はその先駆けとして、高齢者が生きやすい社会を実現させる事が現在の日本に与えられた大きな役目だと思う。
参照:
ドル/円 チャート10年
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=USDJPY=X&ct=z&t=ay&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130&a
日経平均株価 チャート10年
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=998407.O&ct=z&t=ay&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130&a
内閣総理大臣の一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E9%96%A3%E7%B7%8F%E7%90%86%E5%A4%A7%E8%87%A3%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7

国とは何か

国とは何かふと考える時がある
私が思うには利害関係の共有グループのひとつである。
国として必要な要素、領土、国民、主権。
日本の場合、日本列島という地理的に連なった土地の中で主に同様の人種が生活して繁栄してきたので、
(近隣諸国に近い部分を除けば)視覚的にまあこの辺が日本かなと分かる。
しかし、陸続きの国のなると話はもう少し複雑だ。
国という単位である程度共通の宗教や言語を持っている場合もあれば、同じ民族や同じ言語を話す民族でも、分断されている国も存在する。複数の人種や宗教の人々が生活している国も多い。同じ民族でも戦争などにより、複数の国に分断されている国もある。
人種、言語、宗教が様々で、どこをその国の領域とするかだが。
主権が及ぶ範囲というのが一つのポイントなのかと思う。
日本で生活していると、国というのは、
ある面、税金を払うことで、軍事、医療、教育、などのサービスを提供する公共組織のようなもののように思える。
国とはどうあるべきなのだろう?
またはどんなサービスを目指すべきなのか?
ひとつは民主的であること。
これは大多数の人が支持できるものかと思う。
ただしそれを少し掘り下げ、国とは誰の為にあるべきなのか?
という事を考えると、これは人により意見が分かれる。
世の中に、善人と悪人がいるとして、両方を含めて民主的であるべきなのか?
それとも善人を中心として民主的であるべきか?
はたまたIQが高い人と低い人がいて、IQが高い人の意見を優先すべきだろうか?
あるいは身体的能力が高い遺伝子を優先すべきだろうか?
次に、大きな政府と小さな政府、どちらを目指すべきかというと、
これも人により考えが異なるだろう。
大きな政府は、政府が市場に介入し、国民を管理する。
小さな政府は、民間でできること。個人でできる事は個人の自己責任でやれというものだ。
私は元々はリベラル&小さな政府派なので、国の介入は最小限で、あとは自由に。を理想と考える。
ただこれには問題がある。
国民がちゃんと自己管理できない状況で、「はい、あとは自由にやってくださいね」という事にすると、そういう環境で力を発揮できる人がいる一方で、伸びない人もいるし、敗者も生まれる。
例をあげるなら、駄目人間をちゃんと受け入れる場所を社会として用意していないと、ダークサイドの組織が拡大してしまうという事である。
それをカバーする為には、社会全体で、保障やサービスを行う必要がある。
そこで、単純にリベラル&小さな政府だけではなく、その下に広く薄い社会主義の土台が必要だと思う。
そういう意味で言うと、昔、菅直人が言っていた
「幸福は個々人の価値観によって異なり、これは権力が関与するべきではない。
人の幸福とかに政治が関与するのは最低限でよい」 という「最小不幸社会」も、
表現がしっくりこないだけで実は同じなのかもしれない。
少しまたもどって、国とは何か。
映画ジャッキー・コーガンでブラッドピットが「アメリカは国家ではない、ビジネスだ」
という場面がある。
悪く言えばならず者が幅をきかせるビジネス主義の国だが
良く言えば、ビジネスが自由にできる社会とも言える。
例えば日本株式会社を考える。
とてもどん欲な組織 日本株式会社は、利益の最大化を中心に運営される。
世界中の資源を支配しようと企み、国民には重い税金、学習、労働、出産、移民の勧誘など様々な義務が課せられる。
主体は国民ではなく、国家という組織の繁栄という考えである。
さらに日本の繁栄ということで考えると、これまた人により意見が分かれる。
過去の日本(江戸、明治、昭和など)を残そうという人もいれば、自分が生まれた時点での環境に執着する人もいれば、進化にこそ意味があると考える人もいる。
で私の考えは国というのはその土地に歴史的に発生した利害関係の共有グループで、
以前書いた「個人と共同体」のエントリーように、個人は、国という所属に必ずしも固執せず、
思想的な共同体を選択するべきなんだと思う。
その上で、国というのは社会主義的なファンデーションをベースとしその上に資本主義的な枠組みを
提供するべきなんだと思う。

個人と共同体

1968年日本の国民総生産 (GNP) は世界第2位となった。
現在は第3位。今後これらはもっと下がっていくだろう。
動かしがたい要因としては、人口変動の影響が大きい。
それが意味する事は国全体としての力が諸外国に比べ相対的に低下するという事だと思う。
国が相対的に力を持つというのはどういう事だろう?
それは、世界に対し優位な条件を出す事ができ、その国に生まれたというだけでその恩恵を
得られるという事なのかもしれない。
単純に言えば、日本人人口を増やし、世界に対し優位な状態にできれば、
日本という共同体としては優位になれ、個人もその恩恵を得られるかもしれない。
しかし我々はそうではない未来を選択した。(おそらく)
移民の受け入れをどうするかをひとまず置いておくならば、
日本は、国の縮小という道を選択した事になる。
ただこれを悲観する必要は無いと思う。
そこで登場するのが一人当たりGDPである。
国全体のパイが縮小しても、一人当たりの生活が維持されていれば個人としては問題ないというわけである。
たしかに国が栄えていてその恩恵にあやかれるならそれはいいが、
普通にこの国の未来動向を考えるなら、そうではなく、個々の幸福度を向上させる事に
重きをおくべきだと思う。
そこで逆に、
お国のためとは何かについて考える。
戦時中のこの言葉を私なりに解釈すると、
場合によっては個人が犠牲となり国に奉仕する事が、家族や共同体にとって重要な時代だったのだと思う。
(その共同体が個人の犠牲を容認したのは、その共同体が別の共同体を選ぶ余地がなかったのもひとつの要因だと思う。)
一方現在はどうだろう。
ありがたいことに、昔に比べ、個人の犠牲を社会が要求する度合いは下がったと思う。
家族のため、地域のため、会社のためとか、国のためとか、に対し個人が犠牲を払う事は
美談としてはよいかもしれないが、そんな事が常態化しているような時代が良いかというとそうは思わない。
自分が良ければいいという、利己主義、個人主義には閉口するが、多くの個人の犠牲によってもたらされる豊かな社会というのも、また疑問である。
話はやや脱線したが、これからは運命的に関連づけられた共同体に献身する時代じゃなくて、
一人一人が所属する共同体を選んで、これが良いと思ったコミュニティや共同体を支持する事が、
良い共同体を育てることにつながると思うし、そうあるべきなんだと思う。

未来に関する重要な選択

【ロボット 戦争】
映画ターミネーターなどのように、いずれロボットは進化し、人間vsロボットのような事が起こりうるだろうなと思う。
なぜロボットが人間を襲うのか?それは人間同士の戦争があるように、ロボットが本当に人間のように進化すれば、
そうなるだろうと考える方が自然だ。
そうならない為にはどうしたらよいだろうか?
・ロボットの開発をやめる
・人がロボットを越えた存在でありつづける
・共存の道を探る
ロボットの開発をやめるのは、難しい事である。
原子力エネルギーをみつけた人類が、原爆や原発を作り続けるように、パンドラの箱はひとたび開いてしまったら、
元には戻せないものなのだと思う。
人類が突然文明を捨てて、森での生活に戻れば、これらは避けられる。
私が思うには、これからの人類は、これからもより多くのロボットを生産する。
そしていずれロボットは人類から派生した知的非生命体として進化すればよいと思っている。
それに伴い、いずれ人類とロボットは何度か戦わなくてはならない。
今だってロボットは人の仕事を奪っているし、戦争ではロボットと人間が戦っている。
ロボットvs 人間の戦争。
我々は今、それがおこるであろう未来を、選択している。
【世界人口は2倍に・日本人人口は半分に】
21世紀末までに世界人口は100億人に到達するだろう。
日本はどうか。移民を受け入れなければ4000万人ぐいらいになっているだろうが、おそらく移民を受け入れる事になると思う。
このとき国内総生産を維持する為に政府の選択肢をいくつか考えると
・移民を受け入れる
・ロボットにより一人あたりGDPを飛躍的に向上させる
・三人子政策を行う(多産優遇)
・子育てのシステムを変える(一夫多妻や、家庭システムなど根本的な所を変える。)
などがあげられるが、現実的な所だと、移民と、ロボットだと思う。
個人的予想として、21世紀の後半には、日本人口の1/3から半分は外国から来た人となっているだろう。
主な言語、英語、中国語、日本語。
人口の減少に反して、社会で存在感を増すのがロボットの存在である。
そんな未来を選択している我々が今すべき事はなんだろうか?
異なる文化、宗教、人種とともに共存できる能力を身につける事、異なる価値観を持つ人々が平和に暮らせる
社会を構築する事。
その上で、日本という「アプリケーション」「コンテンツ」「ハードウェア」を次世代に継承しつつ
世界に広める事である。
【人類は宇宙へ向かう】
日本人口が減少し、日本の存在感は相対的に小さくなり、ロボットがいずれ人間を越える。
人類の役目はいずれロボットに継承される事になるかも知れない。
それはそれで大きな問題だが、もっと重要なのは、人類が宇宙を目指す事だと思う。
なぜこれだけ大きな空間が存在するのに、人は争い、過去に固執するのか。
何も無い土地を耕し、種をまき、文明を構築する。
我々の祖先がそうしてきたように、宇宙を耕すことが人類の役目だと思っている。

ReBORN

トヨタのCMだがここのところ、社会的メッセージを含んだCMシリーズが続いていると思う。
例えば「ReBORN」シリーズは、トヨタの復活と震災復興からの日本の再起をかけた、「がんばろう日本」的なCMという見方もできるだろうが、同時に日本の社会構造に対し「ReBORN」せよという意味にもとれると思う。
他にも、「免許を取ろう」シリーズは、自動車買って欲しいけど、とりあえずその前に免許とってよという、表向きのメッセージとは別に、
「大人 になったが免許は持ってない のび太」を今の日本の若者と重ね合わせ、批判している部分もあるのかもしれない。
今、トヨタのような日本発のグローバル企業には、「1.日本を捨てて生き残る」「2.日本を変えて復活する」「3.日本と運命をともにする・日本の中で生きられるだけ生きる」という選択が時々脳裏をよるのではないだろうか?
「1.日本を捨てて生き残る」は考えにくい事だが、グローバル企業としては必要な覚悟だと思う。
「2.日本を変えて復活する」一企業が日本を変えるなどは、困難だろうが、駄目元でも試してみるのはありだと思う。
「3.日本と運命をともにする・日本の中で生きられるだけ生きる」は、多かれ少なかれ日本企業や日本初の企業の宿命だと思う。
「これから俺、どんどん世界に出て行っちゃうし、日本なんて知らないぜ」という楽天的?なのりの企業も複数あれども、現状うまくいっている例はあまり聞かない。
話を、ReBORNに戻して。
なぜ今生まれ変わる事が必要なのだろうか?
これまでの延長じゃ駄目なのだろうか?
ケース1:40歳定年制
最近どこから出て来たのかは知らないが「40歳定年制」という話がある。
40年も経過すると企業も、世界も変わっている(40年前の社会はどうだったか、40年後の世界はどんなだろう?)、「今のレールに40年後がないとしたら?脱線してから困るより、はじめらから40年後新しい線路で走る事を考えたほうがいいのではないか?」という一つの考え方としてありだと思う。
実際の所それは単純ではないが、かといって今の世界を見て40年後に今の延長にレールがあるとは思えない。
ケース2:この星の生き物について
この星では、ネズミのように、短期間で増殖する生き物と、樹木のようにいったん芽を出した所に根を張って長年生き延びるという異なる生存戦略が存在する。
それは、いいかえると、変化に耐える生き方と、変化に応じて生きるという事なのかもしれない。
ケース3:デフォルト(債務不履行)・破綻
JALは破綻し、株券を紙切れにすることで、復活を遂げた。
国のデフォルトも回避すべき事ではあるが、その一方でいったんリセットをすることで、
健全化を図るという考え方も、時として必要なのかもしれないと思う。
駄目な企業やサービスを、税金ずぶずぶで延命するのと、破綻させ資本主義的に、
リセットさせるのとどちらが健全だろうか?
まとめると、ReBORNすべきなのか否かに答えはない。
ケースバイケースの場合もあれば、同じケースでも手法の違いであってどちらの方法でも
同じ結果がもたらされる場合すらある。
私自身の検討事項として、今あるのは、第二の人生(セカンドライフ)や、第三の人生をどうとらえるかという課題がある。
自分の中では、すでに第二の人生であるつもりなので、次は第三の人生、
何を継続して何を捨てるべきか、目下の課題である。

世界に染まらず世界とつながる事

世界は海と、空と、通信回線でつながっていて、物流、経済、文化など、様々なものが国境を越えて勢いよく流れ込んでくる。
多様性や、変化を受け入れた先に新しい未来があると信じている。
ただ、地球上のあらゆるものが、均質化されてしまうのは問題だ。
もっともそんなことは、普通おこらないと思うが、ある部分では進行している問題ではあると思う。
地域性、独自性の消失は、変化への適応力の低下を招く。
グローバル経済によって、ギリシャ問題が世界経済に波紋を広げたように、
世界が、広く結びついていることは、強さでもあり弱さでもある。
そこで必要なのが、独立性である。
世界で大きな津波が発生しても、そこは影響を受けない独立したエリアが必要である。
単純に鎖国していれば、世界の影響は受けない。
でもそれはちいさな水たまりのようなもので、放っておくと自然と蒸発して消えてしまったり、
いったん大きな波がおしよせれば、飲み込まれてしまう事さえある。
世界と常に繋がりながらも、すべてをそこに依存させずに、
独自性を守る事や、地域での独立体制を維持する事。
これは、実際の所どうすれば良いのかは難しい問題だが、
あるべき論としてメモしておく。

あと50年生きるかもしれない人々が、知っておくべき3つの事

1.ロボットには敵(かな)わない
今あなたがしている仕事は、20年後も人間がやっているだろうか?
ロボットは人間より、正確に、早く、作業をこなす事ができる。
製造関連では、既に機械化の導入がすすんでいるが、物流においても、陸路や空路の自動化が進むだろうし。サービス産業へのロボット導入の流れもすすむだろう。
人が労働力を提供する事で賃金を得て、社会を構成するという生き方は、今後難しくなるかもしれないということを念頭においておくべきだと思う。
さらにすすめば、地球上の生態系において、ひとつ上の存在として人類が果たして来た役割は、ロボットに引き継がれ、ロボットとの管理下もしくは、共存関係の上で人類は生存していく事になるだろう。
ただこれはもう少し先の未来である。
2.他民族国家としての日本
ヨーロッパ諸国の、移民の推移を見てわかるように、民族の人口比率というのは、
時代とともに変化する。そしてそれらの移民は国に影響力をもつようになる。
日本も例外ではないだろう。比較的良質なライフラインさえあれば、世界で増え続ける人々の流れがそこに集まるのは必然である。
文明から離れ閉ざされた国として、強力な独裁政権でも誕生すれば話は別かもしれないが、
今後100年、200年先、日本が現在のようなほぼ単一の民族構成が続いているとは考えにくい。
3.常識は普遍ではない
我々は変化の時代に生きている。
世界がインターネットでつながり、フリー、オープンなものが増えるという変化は勿論。
そこで起きる変化は、時として意識に変化をもたらし、常識を覆す事がある。
それは地域や民族が長年続けて来た習慣をも変化させる。

今年を振り返って2011

【スティーブ・ジョブズ死去】
初めてまともに使ったパソコンはMacintosh LC II 、初めて買ってもらったパソコンがMacintosh Performa 575、バイト代で初めて買ったのがiMac。そんなわけで、Appleの製品や、ジョブズ氏は少なかれ自分の生活や、思想に影響を与えてきたと思っている。
様々な革新的なプロダクトを世界に広めた彼だが、最終的に戦ったのは時間というフレームワークだと思う。
だから、時間は大切にしていきたいと思う。
【東北地方太平洋沖地震】
色々考えさせられる地震であった。
・帰宅難民になったら会社に泊まれ
 この発想はなかったが、たしかにそうだなと思う。
・トイレットペーパー、水、電池が無くなる
 これは意外だった。
・原子力依存からの脱却
 それまでは原子力容認派だったが、日本の場合はそれもありなんじゃないかと今は思う。
・津波は怖い
 テクノロジーが発達した現在でも、これだけの被害をもたらすもんなんだなと思った。
しかし、それとともに我々は改めて考えるべき事があると思う。
これまで国内・海外で地震、津波被害があった時我々はなにをしてきただろう、何を考えてきただろう?
【iPhone4S】
SB iPhoneには電波の入りにくさから、1年半苦しめられてきたが、AU iPhoneによって、
少し解放された。AU iPhoneでも繋がりにくかったりする事はあるけれど、以前のそれに
比べるとなかなかいい。
テクノロジーは人々の生活をより高度なものにする一方で人々を苦悩させる事がある。
Windowsや、ネットに繋がらないスマートフォンがそれだ。
【Twitter、mixi、Facebook、Google+】
昨年に引き続き、Twitterは結構活躍したなーと思う。
Facebookはあんまりだけど、使う人が増えたので利用自体は増えた。
Google+は、まだあまりユーザーがいないけど、期待の新サービスだ。
いずれこのブログもGoogle+ページに移すかもしれない。
【植物工場】
ここ数年、ベランダ菜園を試みてきたのだが、どうにもうまく育たないので、
今年は、夏頃から、水耕栽培に切り替えた。
まだまだ十分ではないけれど、少し灯りが見えてきた感じはする。
【Android】
私が使っているAndroidはまだタブレットのみだが、来年はスマートフォンもAndroidのを買うつもりだ。別にiOSが駄目なわけじゃないのだが、多様性と自由もこの世界には必要なんだぜ。
【円高、デフレ、ドル安、ユーロ危機】
円高や、デフレは、いよいよ自らの生活を圧迫して来るようになったと思う。
この流れはまだ来年も続くのかもしれないが、なんとかしたいものである。
【総括】
ここ何年か私がテーマとしているキーワードに、ダイバーシティ(多様性)とサステイナビリティ(持続可能性)がある。
テクノロジーは発達したが、世界人口70億人を迎え、人的な要因で、大きな被害をもたらす可能性はむしろ高まっていると思う。
また、新興国が成長する一方で、先進国経済は弱っている。
アメリカを頂点とする世界のヒエラヒーも揺らいでいる。
今後、分散型、協調型の世界地図が求められていくだろう。
世界では、洪水や大型のハリケーンなどの被害が発生しており、これがもし温暖化の影響であれば、
今後はさらに増加する可能性がある。
温暖化がもたらす被害としては、洪水、干ばつ、寒冷化、伝染病の蔓延、なども考えられている。
そんな不安定な世界では、安定性のあるものが求められる。
持続可能な仕組みだ。
福島の事故で日本では原発が利用しにくくなった。
効率の良いもの、より高度なものを求めるのは当然だが、持続可能なシステムが必要だと思う。
拡大を進めてきたユーロも同様だ。
今、持続性が試されている。

フジテレビ・偏向報道抗議デモ

自分はナショナリストでもないし、反韓流とか興味ないが、
今回のデモに関して、
今回に至るまでのいくつかのデモ、尖閣諸島デモ、反原発デモ。
徐々に規模が大きくなりつつある事と、一般人が参加しやすくなってきているという点に注目したい。
この要因として大きく分けて2つの理由をあげるなら
・ネットの力の増大、そしてネットからリアルへ
・一向に日本が良くならないという不満(閉塞感、フラストレーション)
世界では毎日のように様々なデモが行われている。
2011エジプトでの大規模デモでは、政権崩壊させるまでに至った。
これには、ネットが大きく貢献したとされている。
現在、日本ではTwitterが人気だ。
さらに、東北地方太平洋沖地震でも活躍するという実績を積んだ。
テレビではあまり取り上げられなかったが、国内のデモはネット上ではそれなりに、取り上げられている。
これにより、これまで日本では特定の人々のものだったデモというものが、ネットを通じて徐々に一般人へと広がりつつあるのだと思う。
ただ、ネットはこれだけ普及してきたのに、そのわりに大した事ないなと思う部分もある。
そういう意味でも、ネットからリアルや既存メディアの影響力の見直しは一つの動きだと思う。
署名や、デモ、ビラまき、どれほどの効果があるかは疑問だが、無意味ではないと思う。
まずは、ちゃんと意見を持ってそれを視覚化することは大事だと思う。
相変わらず選挙の投票率は低いが、一般人が社会の問題に参加しようとする動きは良い事だ。
その一方で危険もある。
ネットで広まっている噂や思想は必ずしも正しくない。
誰かが意図を持ってしむければ、既存メディア同様に、民衆の過激な行動を煽る事も可能だ。
日本政府や特定の思想団体が、国が抱える不満を外に向けさせる為に、ネトウヨを煽る事も可能だし、
逆に隣国の政府などが日本との貿易や、ビジネス参入を阻害する目的でネトウヨを煽る事もあり得る。
インターネットは、世界の人々に少しずつ変化を与えている。
日本では、Twitterがはやり、地震や、原発の問題がネットでも多く議論された。
それでも日本は変化しないかのようにも見えたが、わずかではあるが、
変化しているのだと思う。
その変化が今後明るい方向へ繋がっていくかどうかはわからない。
Twitterも一時のブームでもう廃れ始めているのかもしれないし、
デモ拡大の動きの、たまたまなのかもしれない。
ただ今後、少しずつ様々な問題が共有化され、一般人がより手軽に参加できるような
環境が整っていくならば、今後日本でもデモという形で人々が問題意識を共有するという
動きが広がっていくだろう。
いつまでも日本がよくならないという問題に関しては、たまたま世界的にそういう流れだから
という面もあるだろうが、国民一人一人の問題意識にも原因がないわけではない。
国民一人一人が、私欲や自己の利益のみにとらわれず、社会の問題に関心を持ち、
解決に向けて努力が必要だと思う。
話は戻るが、
テレビが与える影響は過小評価してはならないし、公共の電波の利用方法は重要な問題だと思う。