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日: 2012年8月16日

資本主義者の嘘

資本主義者がしばしつく嘘のひとつに、企業とは社会的な存在であり、
企業が利益をあげるのは、社会に役立っているからであり、悪い企業は淘汰される。
という話がある。
これは嘘である。
企業とは利益の最大化が目的であって、社会の役に立つかどうかは、お金を得る為の一つの手段であって、目的ではない。
もうひとつ。
自然淘汰というのは、よいものが生き残るシステムではなく、
環境に適合したものが生き残り、結果として正当化されるだけの事である。
良いものが生き残るのが常なら、
世の中に悪い事をする人なんていなくなっているはずだ。
地球という世界がまだ無限だった時代はよいが、
いまの地球は有限な空間となっている。
人口が増加した事は勿論だが、一人あたりが環境に与える負荷も飛躍的に増加した。
エネルギー、森林資源、食料となる資源など様々な資源を消費しており、
それらが地球規模での気象変化をもたらす原因となりうる可能性が指摘されている。
消費が社会を潤す仕組みには、ねずみ講が永続的に発展できないように、限界があり、
仕組みを変える必要がある。
大企業が社会を支配するのも問題点の一つだ。
資本主義は、今の世代が慣れ親しんだシステムではあるが、調整が必要だってことを、今のうちに
知っておく事が必要だと思う。