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日: 2011年7月10日

言語とアイデンティティ

公用語に英語を追加する事に賛成だ。
ただし日本語を廃止し英語にするのは問題だ。
これは英語を話せる話せないの問題ではなく、言語がもつ文化の問題だ。
もっとも日本文化を今後も継承する為には、英語やその他の言語に置き換えておかなければ、失われてゆくだろう。
その一方で、日本語でしか成立できない文化も少なからず存在する。
「古池や蛙飛び込む水の音」を英語にしても日本語のそれと英語では単語のもつ対象が違うし、
それを理解する為には文化の違いを理解する必要がある。
つい最近までは、世界を分断させている言語の違いなんて、まったくもって不要だと思っていたけど、
言語がもつ文化的遺産を少し理解した。
とはいうものの、どうせ数百年後の日本語人口なんて、数万人規模になっていると思うけどね。