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日: 2011年7月27日

2035の東京

「東京未来シナリオ2035/4つのシナリオと都市戦略提言」
を見に行って来たのでメモと思った事。
特に重要な対策は
・移民を含め海外からの優秀な人材を呼び込む
・海外留学を増やし国際競争力につながる人材呼び戻す
・エネルギー問題
・テクノロジー
・規制緩和、規制改革
このあたりだと思う。
それを実現する為には、現在の延長だけでは無理で、
なんらかのパラダイムシフトが必要だ。
問題は、どのようにしてそれを起こすかだが、
優れたリーダーが登場してうまいようにやってくれたらいいというのは一つある。
しかし私は改革をリーダーに求めるのは難しいと思う。
一つは、日本がリーダーを生む環境でない事がひとつ。
もう一つは日本の大衆がリーダーを見極める能力がないと思うからである。
つまり、優れたリーダーが生まれる可能性は低く、例え登場したとしても、
社会がそれを認められないのであれば、「強いリーダー待望論」は無意味だ。
そもそも強いリーダーが登場する瞬間というのは、社会が一様に共通した深刻な問題を抱え、
それをなんらかの強引な方法で押し進める必要性が出た時だと思う。
というわけで、私はリーダー登場によるパラダイムシフトには期待していない。
歴史的に東京をみると、水害、災害とか、空襲など外部の圧力による変化が、ターニングポイントに
なっている。他にオリンピックも東京が変化したポイントしてあげられていたが、
私は東京オリンピック推進派じゃないのでこれは忘れておく。
では東日本大震災はどうか?これは一つの外的な圧力だと思うが、
今の所大きな変化は見られない、
もっともエネルギーの分野では今後じんわり変化をもたらす事に
期待したいと思うが、あまり大きな期待はしていない。
前向きな希望もある、それは、テクノロジーによる変化である。
蒸気機関車、石油の登場は世界を大きく変化させた。
通信、インターネットもまたしかりである。
ということで一番健全な変革は、テクノロジーによる変革だというのが今回の私の中での結論。
その他、今回の話の中で面白いなと思ったのは
・コンピューターの分野
 歴史からみて、未開の土地を開拓する事で、世界の覇者となるという現象は十分考えられる。
 アメリカ大陸、中国、インド、アフリカといった具合である。
 ではこれからの東京の場合どうかというと、それをコンピューター空間に求めてはどうかという
 アイデア。SFチックではあるが私はありだと思う、マトリックスな世界か、サロゲートな世界かは
 分からないが、開拓地としてはありだと思う。
・労働力の再構成
 高齢者が増え生産力は低下する。
 でもテクノロジーの進歩によって、それらをうまく組み合わせたり、再構成出来るんじゃないか?
 というアイデア。これは興味深い。
・選択と集中
 自分が選択と集中によって除外されるのは嫌だけれど、
 自分が選択を行うのは好きな人は多い。
 人々に選択をさせるようにしむければ、全体としても選択が進むのではないかというアイデア。
 今の社会これで行こうというと、ここが問題、あれはどうするという堂々巡りになって
 なかなか進まない問題が多い。いったん民衆に選択をさせるのがよいのではないかと思う。
フェルドマンさんメモ
・既得権益をやめる
・肉問題(人口の増加により肉が足らない、肉を育てる穀物)
・農業
・羽田空港(もう少し改善が必要)
・労働問題、終身雇用の維持は良くない(若い人いじめ)、移民を受け入れる
・ヘルスケア、日本の医療は割高
・エネルギー問題
・ニューヨークに近い原発 インディアンポイント
ともかくまあ、最も重要なのは人々が変化を受け入れる事だと思う。
変化を受け入れば、テクノロジーが東京の未来を活性化させる事だろう。