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日: 2009年2月11日

仮想仕事

仮想の信用が失われ、ドルの価格が下がり、需要が減った。
需要が減ったのだから、雇用が減るのは当然である。
そもそも、企業というのは雇用を増やす為に存在するわけじゃなく、できれば少ない人数で効率よく大きな利益を目指すのが普通の企業だろう。
必要のない仕事を増やすというのは、仮想の仕事を増やすって事であって、その価値は一時的なものにしかならない。
社会全体が必要最低限の生活を保障することは重要だが、社会の問題をただ企業におしつけても、解決にはならない。
そもそも、いらない物を買う人が減ったから仕事が減ったんだから、別に国とか企業がどうこうしろというだけじゃなくて、消費者がどんどんいらない物を買ったらいい。
そうすれば、仕事は増えるし、景気は上向くだろう。
一時的にではあるが。
実体経済も、仮想経済も、どちらも実在する。
重要なのはバランスなんだろうな。