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人口脳から人工脳へ

銃乱射を止められないアメリカ

投票率が低く、政治的選択は他人任せ、空気を読みたがるが空気が読めない民族の国日本

少子化による日本の労働人口の減少と予想される衰退

ロシアの戦争を止められない世界

民主化されない中国

AIの進化

これらの文脈から考えて我々が、とるべき選択肢は、

選挙制度を変更し、AIによる政治的アシスト機能を実装した政治プラットフォームの導入、ネット投票の導入、サブスク投票の導入、政策投票の導入をすべきである。

そもそも、投票に行かないというのは、他人が選んだの投票結果に従いますよという事なので、これはもういっそうのこと、投票は毎回1位の人に上乗せする(10人中、自動投票を4名選択、Aさんに3票、Bさんに2票というパターンなら、Aさんが8票獲得。投票率9割)というという事でよいのではないか。

これをすると、だいたいの選挙は1位がぶっちぎりになると言う事になるが、まあそれはそれで問題ないかと思う。嫌な場合はサブスク投票を解除するか、個別に投票すれば良いだけである。

続いて政策投票。これはインターネット投票にやや通じる部分があるが、重要なのは政策や実績なので、プラットフォームが重要である。

選挙が不毛だと思えるのは、投票によってもたらされるのは、たんなるガチャであり、全員が投票したからといって、その選択が最善とは限らない点である。

重要なのは、誰を選ぶかではなく、課題に対し何をどうするかを、どのようなアルゴリズムで評価するかに尽きる。

政党や、政治家は、アンケート回答、実績などに基づいて、分類、評価されるべきだし、有権者もなんらかのレイティングアルゴリズムにより、重みづけされるべきだと思う。

この部分のスタンスは、人によりけりだと思うが、社会が市民全体に合わせる必要はなく、社会の課題や最適化は、少数の人々による優良な意見に基づき行い、それを「比較的まともな市民(できれば2/3以上)」が承認した上での実行を行う事で、政治的な不毛な対立や、社会の劣化を防ぐ事が直近の課題である。

冒頭にあげたように、なぜアメリカは銃規制をできないかといえば、銃規制という法律を変えるためのシステムがアメリカにないからであり、それは結局のところ、現状の政治システムでは解決できない事がわかっているのに、それをどうすることもできないのが、旧石器時代的なこの民主主義なのである。

代表者を投票で選べば、民主主義ファンタジーとしては成立するのだろうが、重要なのはプロセスと、結果である。プラットフォームを構築し、アルゴリズムを構築し、個別の課題に対する評価を実施することは、ポスト民主主義を実施する上で重要かと思う。

その上で、今の日本には、優先課題が存在する。

移民の受け入れ

簡単に言えば、人口が不足するから、それを補わなければ、国勢が衰退するという話だが、これまでにも書いてきたように、一般的な少子化対策というのは、ほとんど効果が期待できない。

重要なのは優良な海外の人材を、国内に来てもらい、日本の社会もしくはコミュニティの水準を維持する事かと思う。

とはいえ、人口が2倍になったからといって、国民の幸福度が2倍になる事はなく、人口増加は、他国との交渉力の向上というメリットはあれど、どこにでもある赤紫色のスーパーのように、結局はスケールメリットを使った搾取のプロセスに過ぎないのだろう。

ということは、人口を増やすことは日本に最優先課題ではない。重要なのはAIを育て、労働人口や、有能な人材を海外から適度に確保しつつ、あとはグローバルな潮流に飲み込まれていけば良いのである。

どんどん人口を増やせという人口脳からの脱却をへて、これからはどんどん人工知能を育て、多くの判断を預け、いずれは、地球上の未来もそれらに、託す事につなげるのが、日本の役目なのである。