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日本終了

選挙が近づくと、●●じゃだめだ、日本が滅びる。

みたいな論調で、賛同を得ようとする輩がいる。

まあどうせ「●●じゃだめだ」と言っている時点で、今日の日本は理想から外れているという意味でいえば、とっくに終了、もしくは始まってもいないのだろう。

国というのは、領土を支配する権力と、国民によって成立している。
国民が0であれば国は成り立たないし、国土がなければいまのところ国とは認められないし、主権がないとそれもまた国ではない(たぶん)。

移民

うちは弥生時代から代々、今の場所に住んでますなんて人も、中にはいるかもしれないが、国内で言えば、多くの人が、移動して住居を構えている。

それによって地域経済が活性化することを是とするのであれば、それは是だし、変化は非であるとするならば、非なんだろう。

もっとも、日本人の一般的感覚での、移民というのは、海外から入ってきた移住者を表す。
その感覚で言うならば、アメリカなんかは、最初からそこに住んでいた血筋の人ではないので、全員移民みたいな感じだが、当人からしてみると、空いてる土地を開墾して建国したみたいな感じなんだろう。

昔から住んでいた人が、ここはわしらのもんだと主張するのは、既得権益の保護としては、重要な役割を持っていると思う。その土地で生まれて日本国籍をもつが、片方の親が外国人だったら、どうだろうか?それは、ハーフではあるが、日本人であり、移民ではない。

つまり、その土地に住んでいたものと、交配すれば、そこからは移民じゃなくなるという意味において、まあまあ雑なカテゴライズなんだなと思う。

どこで生まれたかによって、人間の価値が変わるとは思わないが、どのような環境で育ったかが違いをもたらすことが多々ある。

国ガチャというものがあるとするならば、国を選択できるチャンスというのは、それなりに尊いものだと思う。

経済と文化

多くの人々にとって、豊かな生活を送るためには、経済に活力があることは重要だと思う。
これから日本経済は、人口の減少とともに衰えていくだろう。それを緩やかにするためには、移民の受け入れも、一つの選択肢だと思う。

重要なのは、移民を受けれるかどうかということではなく、移民を受け入れることによる弊害をいかに最小化するか、移民を受け入れることで、得られる利益をどのように最大化するかという事だと思う。

個人的には、文化至上主義ではないので、なんでもかんでも「それは文化だから保護すべき」だとは考えておらず、不要な習慣はさっさと廃止したほうが良いと思っている。

正しい終活

今目の前に存在する複数の選択肢。それらはトロッコ問題のように、どれにも問題があり、これぞ正解というのは存在しない。

選択肢というのは複数あっても、意図してスイッチを切り替えるというのは実際には難しい事であり、結局はなにもしないというのが、往々にある。

日本が終了するとして、どのように終了するのがよいだろうか。

一つ目として、経済発展は、重要なので、東京や政令指定都市は特に移民を積極的に受け入れるべきだと思う。

その一方で、地方を支える余力は失われるだろうから、取捨選択が必要だと思う。

地方創生という言葉があるが、消滅せざるを得ない地域は、消滅を許容し、できる限り自然に返した方が良いと思う。

都市の効率化と地方の再生

日本全体がシュリンクしたとしても、そこまで悲観する必要はない。

むしろ、都市部の効率化をすすめ、地方(過疎地)は、より自然豊かな地方として、自然を再生することが重要だと思う。

もっとも国全体が成長すれば、ピラミッドの上部は自然と成長するだろう。

しかし結局ピラミッドの底部というのは、底部のままであり、ピラミッドがいきなりひっくり返ることはないのであり、それは重力として受け止めるしかないのである。

おそらくこれから地方の役割は、AGIやロボットなどが暮らす場所として発展していくと思う。

ロボットは、食料を必要としないが、エネルギーと空間は少なからず必要である。そうなると、地方にも拠点が必要になってくる。

彼らは、地方でマイニングのごとく、さまざまな計算処理を行うことで、適度に稼ぎを行い、それによって彼らの経済を発展させていくことになると思っている。