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富士登山

富士山を登って来た。
富士登山は過去に2回挑戦しているのだが、中学生時代に1回
登頂中、自分が高山病で断念。もう一回は家族が高山病で断念。
というわけで、3度目のチャレンジとなる。
今回は、吉田ルートで八合目に一泊、山頂でご来光というツアープランに参加した。
吉田ルートは比較的初心者向けとされており、尚かつ急いで登るより、ゆっくり登った方が、
高山病になりにくいとされているのがこのプランを選んだ理由である。
そもそもなんで富士山に登るのか。
かつて2度登れずに残念だった事。もっと年を取ってから登るのは大変だし、そのうち噴火でもしたら、
登れなくなるし、今のうちに登っておこうというのが主な理由である。
他にも、静岡で生まれて育ち、富士山というのが、比較的身近な存在だったのも理由かと思う。
早朝、新宿を出発、バスにのり、富士スバルライン五合目に到着。
いよいよ富士山を登る。
装備としては、
・リュックサック
・水2L
・アクエリアス 1L
・おやつ(チョコや、キノコの里)
・靴(登山用)
・ズボン(登山向けの半ズボンにもなるタイプ)
・長袖
・セーター
・日焼け止め
・雨具セット(レンタル)
・ヘッドライト(レンタル)
・ゴミ袋 3枚
・軍手
・トイレットペーパー
・ウエットティッシュ
・タオル(首に巻ける感じのもの)
・携帯酸素(あまり役にはたたないとされている)
ざっとこんな感じ。
妻は上記に加え
・サングラス
・登山ストック
・マスク
といった装備だった。
天気は良好、半袖で登る。
背の高い木々が生えているエリアはすぐ終わり、低木が生える景色へと移行する。
所々、上がるのが高い一段があり、勢い良く上がりたくなるのだが、
多少空気が薄い所では呼吸に影響を及ぼし高山病になりやすいといわれるので、呼吸を乱さないよう慎重に登る。
七合目 やや疲労感。
ゆっくり休憩を取りたくなるが、長く休みすぎても疲労感が増すそうで、ペースを保ちつつ登る。
宿泊する山小屋少し手前で渋滞。
かなりの行列。
近年の登山ブームもあり、かなり多くの人が富士山を登っている。
富士山は、高さこそ日本一ではあるが、道などはある程度確保されており、所々山小屋もあるので、もっと険しい山に比べれば、比較的簡単な装備で挑める山かと思う。
八合目山小屋到着。
だいぶ疲れて来たし、とにかく眠い。山小屋で夕飯を食べ、つかの間の就寝。
20時ぐらいに寝て23時ごろに起き、頂上に向け再び登山。
個人的には、一眠りしてからの登山はすこぶる快調。
ただし、暗いし、寒いし、岩場で足場も悪い上、風も出て来た。
頂上に近づくにつれ再び息苦しい登山となる。
ようやく山頂に到着、とにかく寒い。
山小屋がまだ開いてないので店の前で30分程並ぶ。
店があいて、ちょいかるく食事をとり、ご来光を見る。
風があって砂埃もつらいし、寒いし、とりあえずなんとか登れたので、あとは
早く帰りたい気分だ。
火口をちらっとみて、そそくさと下山開始。
大変なのはここからである。
半日ぐらいかけて登った山を、一気に降りるわけなのだが、滑りやすい砂利道で、砂埃が目に痛い。
日光という部分でサングラスは特に要らなかったが、土ぼこりよけという点では、眼鏡や、マスクが
あったほうが良かったなと思った。
ちなみに日焼けと防寒と言う意味では、首に巻いたタオルが結構重要で、これが無かったら
結構大変だったかなという気がした。
帰りはひたすら赤い砂地を、滑りそうになりながらひたすら下山。
富士登山のイメージは黒い岩地を登って行くイメージだったが、ふと火星に来たような気分になった。
登りよりはくだりの方が、運動量的には少ないと思うが、砂地の斜面を滑りそうになるのを気をつけながら
下るのはそれなりに足への負担は大きいし、なによりも既に疲労の蓄積により、じょじょに標高はさがってくるものの、まだ5合目までには付かず、こんなに降りたのにまだ半分かという感じで、
特に残り3kmぐらいがかなりしんどかった。
それに増して、アブやハチなどがまとわりついて来て、虫除け忘れた事に気づく。
無事下山し、バスの集合時間まで30分。
急いでソフトクリームを食べ、レンタルの雨具を返却。
帰りは、温泉によって帰るというプランで温泉によったが、
気分的にはさっさと帰りたい所ではあった。
とはいうものの、富士山では砂埃で顔や耳の中まで黒くなった。
ひとっ風呂浴びて帰るというのはまあよい選択肢なのかもしれない。
帰りのバスは途中渋滞にもはまりつつも予定通りの到着で、無事家路につく事ができた。
で富士登山はどうだったか。
山頂もしくは、7合目付近から雲海の様子。
下の方と上の方の気温差とか、それぞれに生きている植物。
ほぼ火星な帰り道。
一つの別世界を体験でき、尚かつ三度目にしてようやく頂上までいけたというのは、
とてもよかったと思う。

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