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選挙に行く必要はない

そう、選挙には必ずしも行く必要はない。

まずは当たり前の話からだが、選挙権がなければ選挙に行く必要がない。

例えば、今回の参議院議員の選挙だと、日本国民で満18歳以上であること

ということで、18歳未満や、外国の方には選挙権がないので、行く必要がない。というか、行っても投票権はない。

選挙というのは、ざっくりいうと、この国や市町村の法律・法令を考えたり決める人々を、多数決で決めるためのものである。

どんな人を選ぶかは国民次第であるが、選択次第では、おかしなルールがその人々たちによって作られてしまうので、要注意である。

その観点で言えば、いかにすばらしい候補者に立候補してもらうかが、まずは重要であって、それができていないのであれば、そもそも選挙ガチャで日本の未来を決めようなんてのは、狂気の沙汰といえるのかもしれない。

誰を選んだら正解か

基本的には「良いルールを考えてくれる人を選ぶ。」これが一番選挙の目的にあっているオーソドックスな選び方だろう。

誰がよいルールを作ってくれるかというのは、実績だったり、公約だったものがひとつの参考になる。

実績のない候補者を選ぶときはどうか。選挙演説などを聞いたり、SNSの投稿などを見ると、この人はちょっとおかしな人なんだなとか、聞こえはいい事言ってるけど、中身がないなとか、熱意はあるけど馬鹿なんだろな、とか参考になる部分もある。

ここで問題に直面する

・候補者にまともな人がいない

・民衆は誰もが人を見る目があるのか

一つ目の問題は、地方にありがちな問題であるが、都市部でも時々この問題は発生する。

どちらも、国民全員がまともだったら無問題なのだが、実際には、そうでないのでそういうことになる。

二つ目の問題は、今回の表題に通じる部分がある。

市民が良い候補者をえらぶ能力がなければ、市民は、選挙ガチャを引くしかないという、なんとも間抜けなセレモニーになってしまう。

いや、間抜けな市民の意見も大事だから、みんなの意見の最大公約数こそが民主主義の真のあり方だと思うなら、それもよいだろう。では、あなたは、隣の住民の意見や悩みをどこまで理解しているだろうか。

選挙に行かないとどうなるか

まあ参院選でいうと、そもそも参院の権限は小さく、とくに様々な重要な問題を抱えている現在では、そのような無駄をさっさとあたらめる仕組みが重要なのだが、それすらできないというのは、この国の政治の脆弱性そのものなのだろう。

話は少しそれたが、選挙にいかなければ、別の人が選んだ立候補者が当選する。そういう仕組みである。誰が選ばれようと、棄権したのだからそこは自己責任といったところだろう。

ということで、一応選挙には参加するのだが、この参院選にほとんど意味がないということは、一種の恨み節として述べておこうと思う。

ともかく重要なのは、良いルール改正が高速で反映されることが、個人的には重要だと考えている。だから、余計な法律や、無駄なルールが増えることはできるだけ防がなくてはならい。

その意味では、国民が全員が選挙に参加する事が本当に重要なのかというとそう思わないし、現行で18歳未満に選挙権がないのもそれに類する意図をもった制限なのかと思う。

現状良いルールをつくるためには、良い候補者を選ぶことが重要という仕組みになっている。

しかしそのルールも変えれば、もっと早く良いルールができるかもしれない。

ただ今のところそれを実現するためには、議員たちを説得するか、国民に新しいルールを理解してもらい、それを全面的に支持してもらうのが、新たなルールの反映方法だと思う。

選挙によって国民の意見を集めて反映しようという時代は既に終わっている。

必要なのは、自らが所属するコミュニティによって作られる新たなルールとアルゴリズムである。