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ウクライナ侵攻

何年か前の予想を振り返ってみると、世界のパワーバランスより戦争の火種が増え、紛争が起きやすいという予想をしていた。この流れを汲んだ出来事という意味ではそれが的中といえるだろう。

しかし、時代は、しばらく前から「テロとの戦い」だったり代理戦争的な紛争に変わり、大国が直接国単位で、しかも直接攻撃する戦争は起きにくいと言われていた。その点では、予想外の出来事だった。

この出来事を通して、これからの世界がどうあるべきか少し考えてみる。

大量破壊兵器に安全柵(対策)を

今回ロシアは核兵器の使用までちらつかせたが、銃を持たない人を、銃で襲ったらフェアじゃない。

まず国交を結ぶのであれば、一人の独裁者の一存で大量破壊兵器が、いつでも利用な状態にしておくべきではない。これはアメリカも含めてである。

今後の軍事的な協定が、どうなるかはわからない。しかし、世界レベルの物理的な脆弱性を放置して、貿易だけは普通に続けますよなんてのは、あり得ないと思う。

具体的に大量破壊兵器を、どのような権限で、物理的にどのように制限するべきなのかはわからないが、例えば、破壊兵器にはロックを施し、解除タイマーを起動させると、それが世界に情報が公開され、2週間後になると解除されるぐらいの仕組みにしたらどうだろうか。

また大量破壊兵器を保有する国は、世界人口に対し大量兵器保有税を支払うべきである。抑止力を多少は考慮しても良いだろうが、大量破壊兵器の大量保有は、その国の住民にとっても負担でしかない。

司令塔を瞬時に破壊できる準備を

今回であれば、侵略国は、直ちにプーチンの指令機能を麻痺させるか制圧させる必要があったのだが、それができない事で、大きな被害をもたらした。

日本も核を保有するというのも一つの案だが、それより重要なのは、大量破壊兵器や核が使用される前に、それらや指揮系統を無効化させることに尽きる。

国連

世界が、資源や労力を略奪によってではなく、通貨でシェアできるのは、ルールがあってこそである。

ルールは常に完全ではないし、ルール違反をしたものを取り締まる事ができる力がどこかになければ、ルールを破るものが増えてしまう。

そういう意味で、国連にせよ国連以外のなにかの組織にせよ、ルールには実効性を伴わせる力が必要というのは、今更いうまでもないが、国連て意外と非力だなと思った。

特に間抜けだと思うのが、全員一致でないと話が中断する事である。一国だけ違うんのであれば、除外した国同士で、直ちに新団体を結成し、そこで決議すればいいだけの話だと思うのだが。それがそうもいかないのという所である。