未だに安売り競争を続けている牛丼チェーンについて、ふと思う。
まず現在の背景として、
・牛丼3社、そろって売上高マイナス
・マクドナルド、12年12月期は経常2.9%増益へ [JQ]
・松屋、豪州産米を試験導入へ…原料費を圧縮
という事がある。
一言で言えば、安売り合戦をしている牛丼3社はもう限界だ。
本来であれば、マクドのように、新メニューを続々と投入し、高価格化、店舗整理をしなければならないが、牛丼チェーンは未だにその悪循環からぬけだせないでいる。
値下げをしないと、お店に人が集まらない。しかし一旦値下げをすると、再び値段をあげると客が減る。
そこでまた値下げをする。人件費を削り、強盗に入られたりもする。しかも出てくるのが遅いとクレーム。原料のコストを下げ、まずいと言われる。なんという悪循環。
これまで、牛丼各社、新メニューを投入して来たがそれでもなぜ単価を維持できないのか?
なぜ価格をあげられないのだろうか?
思うに、安価に空腹を満たすだけのニーズが多く存在しそこが固定化してしまったのではないだろうか?
新メニューとか、より良質なものを提供しても、それらを求めていないお客によって固定化されてしまい、いくらそういったものを出しても、収益アップに結びつかないのだ。
良い表現ではないが、端的に言えば、安価なエサが、ここの客の主たるニーズなのだ。
では安価なエサを供給し続ける為にはどうすればいいのか?
そこでひとつ提案したいのが自動牛丼販売店である。
まず販売機のボタンを押したら、紙カップのジュース販売機のような感じで、どんぶりがセットされて、ごはんがごぼっと落ちてくる。続いて具材、最後に汁がじょぼっとでて完成。
セルフで席に持って行き食べ終わったら、返却口へ。
もっとも、1日1、2回清掃や、具材の補給に人が作業を行う必要はあるだろうが、
基本的には無人店舗というコンセプトだ。
人件費削減、強盗対策を行い、材料も現状かそれ以下に安く押さえて200円てところでどうでしょうかね。
このままデフレがすすめば、更に安価なエサが求められる。
逆にインフレが進めば、牛丼は一杯500円1000円になるだろう。
明日の牛丼チェーンに求められているものは、無人牛丼販売店だと私は思う。
少し大げさに言えばこの国が、今後貧しくなっても、あちこちで暴動が起きない程度の社会を継続するには、
安価なエサを提供する事が非常に重要であり、それが牛丼チェーンのこれからの使命なのだ。
礫
1.ロボットには敵(かな)わない
今あなたがしている仕事は、20年後も人間がやっているだろうか?
ロボットは人間より、正確に、早く、作業をこなす事ができる。
製造関連では、既に機械化の導入がすすんでいるが、物流においても、陸路や空路の自動化が進むだろうし。サービス産業へのロボット導入の流れもすすむだろう。
人が労働力を提供する事で賃金を得て、社会を構成するという生き方は、今後難しくなるかもしれないということを念頭においておくべきだと思う。
さらにすすめば、地球上の生態系において、ひとつ上の存在として人類が果たして来た役割は、ロボットに引き継がれ、ロボットとの管理下もしくは、共存関係の上で人類は生存していく事になるだろう。
ただこれはもう少し先の未来である。
2.他民族国家としての日本
ヨーロッパ諸国の、移民の推移を見てわかるように、民族の人口比率というのは、
時代とともに変化する。そしてそれらの移民は国に影響力をもつようになる。
日本も例外ではないだろう。比較的良質なライフラインさえあれば、世界で増え続ける人々の流れがそこに集まるのは必然である。
文明から離れ閉ざされた国として、強力な独裁政権でも誕生すれば話は別かもしれないが、
今後100年、200年先、日本が現在のようなほぼ単一の民族構成が続いているとは考えにくい。
3.常識は普遍ではない
我々は変化の時代に生きている。
世界がインターネットでつながり、フリー、オープンなものが増えるという変化は勿論。
そこで起きる変化は、時として意識に変化をもたらし、常識を覆す事がある。
それは地域や民族が長年続けて来た習慣をも変化させる。
それは、いまだに自動車は、空を飛んでおらず、ガソリンで走り、人を時々はねるからだ。
21世紀だというのに。
もっとも、高齢化とか、都市部では自動車以外の交通インフラの充実して、マイカーのニーズが減っている、あるいは多様化している。というのもあるだろう。
景気が良い時代は終了したとか、そういう理由もあるだろう。
ただ、都市部においては特に、自動車という比較的リスクの高い交通手段の他に代替手段があるのだから、
そちらが優先されても何の不思議も無い。
今後、自動車もしくは、自動車産業を発展させるためには、
単に安い自動車を作るだけでは駄目で、全自動運転機能とか、安全機能とか、小型化とか、エコとか、空を飛ぶとか。
それに伴う交通ルールや道路の整備などが必要なんだと思う。
まずはその前に昨年の予想を振り返る
—–2011年の予想より—–
【プチ贅沢】
これは震災の影響により、あっさり打ち砕かれた格好だ。
【種から芽が出る】
これもあんまピンと来ない感じでした。
【政治】
首相の交代は当たり。これは毎回当たるw
【携帯】
NFC対応機種はまだほとんどないし来年だな。LTEは予定の通り来年からだと思う。
【ポストiPad】
端末はたくさんでたが、まだまだiPadには及んでないというのが現状だと思う。
これも来年に期待したい。
電子書籍端末は予想通りまだだ。
総合すると、景気底打ちで少し明るい兆しがでるかと思いきや、震災を含め、予想のようにはならなかった。
【スティーブ・ジョブズ死去】
初めてまともに使ったパソコンはMacintosh LC II 、初めて買ってもらったパソコンがMacintosh Performa 575、バイト代で初めて買ったのがiMac。そんなわけで、Appleの製品や、ジョブズ氏は少なかれ自分の生活や、思想に影響を与えてきたと思っている。
様々な革新的なプロダクトを世界に広めた彼だが、最終的に戦ったのは時間というフレームワークだと思う。
だから、時間は大切にしていきたいと思う。
【東北地方太平洋沖地震】
色々考えさせられる地震であった。
・帰宅難民になったら会社に泊まれ
この発想はなかったが、たしかにそうだなと思う。
・トイレットペーパー、水、電池が無くなる
これは意外だった。
・原子力依存からの脱却
それまでは原子力容認派だったが、日本の場合はそれもありなんじゃないかと今は思う。
・津波は怖い
テクノロジーが発達した現在でも、これだけの被害をもたらすもんなんだなと思った。
しかし、それとともに我々は改めて考えるべき事があると思う。
これまで国内・海外で地震、津波被害があった時我々はなにをしてきただろう、何を考えてきただろう?
【iPhone4S】
SB iPhoneには電波の入りにくさから、1年半苦しめられてきたが、AU iPhoneによって、
少し解放された。AU iPhoneでも繋がりにくかったりする事はあるけれど、以前のそれに
比べるとなかなかいい。
テクノロジーは人々の生活をより高度なものにする一方で人々を苦悩させる事がある。
Windowsや、ネットに繋がらないスマートフォンがそれだ。
【Twitter、mixi、Facebook、Google+】
昨年に引き続き、Twitterは結構活躍したなーと思う。
Facebookはあんまりだけど、使う人が増えたので利用自体は増えた。
Google+は、まだあまりユーザーがいないけど、期待の新サービスだ。
いずれこのブログもGoogle+ページに移すかもしれない。
【植物工場】
ここ数年、ベランダ菜園を試みてきたのだが、どうにもうまく育たないので、
今年は、夏頃から、水耕栽培に切り替えた。
まだまだ十分ではないけれど、少し灯りが見えてきた感じはする。
【Android】
私が使っているAndroidはまだタブレットのみだが、来年はスマートフォンもAndroidのを買うつもりだ。別にiOSが駄目なわけじゃないのだが、多様性と自由もこの世界には必要なんだぜ。
【円高、デフレ、ドル安、ユーロ危機】
円高や、デフレは、いよいよ自らの生活を圧迫して来るようになったと思う。
この流れはまだ来年も続くのかもしれないが、なんとかしたいものである。
【総括】
ここ何年か私がテーマとしているキーワードに、ダイバーシティ(多様性)とサステイナビリティ(持続可能性)がある。
テクノロジーは発達したが、世界人口70億人を迎え、人的な要因で、大きな被害をもたらす可能性はむしろ高まっていると思う。
また、新興国が成長する一方で、先進国経済は弱っている。
アメリカを頂点とする世界のヒエラヒーも揺らいでいる。
今後、分散型、協調型の世界地図が求められていくだろう。
世界では、洪水や大型のハリケーンなどの被害が発生しており、これがもし温暖化の影響であれば、
今後はさらに増加する可能性がある。
温暖化がもたらす被害としては、洪水、干ばつ、寒冷化、伝染病の蔓延、なども考えられている。
そんな不安定な世界では、安定性のあるものが求められる。
持続可能な仕組みだ。
福島の事故で日本では原発が利用しにくくなった。
効率の良いもの、より高度なものを求めるのは当然だが、持続可能なシステムが必要だと思う。
拡大を進めてきたユーロも同様だ。
今、持続性が試されている。
今後原子力をどうするのかというのはある程度見えてきたと思う。
当面は省エネ+火力(石炭、ガス)で、原子力がなくてもやっていけるようにする。
中長期的には、人口の減少によって需要が減るし、地熱とか、潮力とか自然エネルギーを
増やしつつ、新エネルギーに力を入れていったらいいと思う。
その上で、何十年も先、安全な原子力が利用できるのだったら利用したらいいし、
合理性がなければ使わなければいいと思う。
ただし、これは日本国内の話だ。
世界人口は今も増えており、原子力発電所はこれからも新設されるだろうし、
事故も発生するだろう。
つまり世界的に見れば、原子力発電問題は当面なくならないし。
エネルギーや資源の問題は、今後も続く難しい問題だと思う。
商業デザインというと身もふたもないが、アイデアや、機能、見た目のデザインも含めて、
面白そうな商品を探しに見に行くのが毎年恒例になっている。
【ASUS】
スマートフォンと、タブレットが合体するというコンセプトの、Padfoneを含め、
ASUSの商品がいくつかあった。ASUSは台湾のメーカーだが、デザインにも力を入れている
という点で、これから日本でも市場を広げそうだ。
【リーフタイ】
http://www.life-room.com/leaftie.htm
葉っぱの形をした、コードをまとめるためのグッツ。
繰り返し使うタイプじゃないのが残念だが、アイデアとしては良いと思う。
【ダイワハウス 住宅床下点検ロボット】
たぶんこれ↓
http://www.daiwahouse.co.jp/release/20101020101937.html
ダイワハウスてこういうのも作ってるんだな。

【備蓄倉庫】
住宅なのか、シェルターなのかはちょっと謎だが、なんじゃこりゃというわけで。

http://sakurabirutesu.jp/concept/products/soccer.html
【植物工場的な何か】

最近ちょっと植物工場に興味があって、ピックアップ。
ただこれは、蛍光灯だし一世代くらい前の植物工場な感じがする。
【おしゃれな線香花火】

【かわいい感じの絆創膏】

自分はナショナリストでもないし、反韓流とか興味ないが、
今回のデモに関して、
今回に至るまでのいくつかのデモ、尖閣諸島デモ、反原発デモ。
徐々に規模が大きくなりつつある事と、一般人が参加しやすくなってきているという点に注目したい。
この要因として大きく分けて2つの理由をあげるなら
・ネットの力の増大、そしてネットからリアルへ
・一向に日本が良くならないという不満(閉塞感、フラストレーション)
世界では毎日のように様々なデモが行われている。
2011エジプトでの大規模デモでは、政権崩壊させるまでに至った。
これには、ネットが大きく貢献したとされている。
現在、日本ではTwitterが人気だ。
さらに、東北地方太平洋沖地震でも活躍するという実績を積んだ。
テレビではあまり取り上げられなかったが、国内のデモはネット上ではそれなりに、取り上げられている。
これにより、これまで日本では特定の人々のものだったデモというものが、ネットを通じて徐々に一般人へと広がりつつあるのだと思う。
ただ、ネットはこれだけ普及してきたのに、そのわりに大した事ないなと思う部分もある。
そういう意味でも、ネットからリアルや既存メディアの影響力の見直しは一つの動きだと思う。
署名や、デモ、ビラまき、どれほどの効果があるかは疑問だが、無意味ではないと思う。
まずは、ちゃんと意見を持ってそれを視覚化することは大事だと思う。
相変わらず選挙の投票率は低いが、一般人が社会の問題に参加しようとする動きは良い事だ。
その一方で危険もある。
ネットで広まっている噂や思想は必ずしも正しくない。
誰かが意図を持ってしむければ、既存メディア同様に、民衆の過激な行動を煽る事も可能だ。
日本政府や特定の思想団体が、国が抱える不満を外に向けさせる為に、ネトウヨを煽る事も可能だし、
逆に隣国の政府などが日本との貿易や、ビジネス参入を阻害する目的でネトウヨを煽る事もあり得る。
インターネットは、世界の人々に少しずつ変化を与えている。
日本では、Twitterがはやり、地震や、原発の問題がネットでも多く議論された。
それでも日本は変化しないかのようにも見えたが、わずかではあるが、
変化しているのだと思う。
その変化が今後明るい方向へ繋がっていくかどうかはわからない。
Twitterも一時のブームでもう廃れ始めているのかもしれないし、
デモ拡大の動きの、たまたまなのかもしれない。
ただ今後、少しずつ様々な問題が共有化され、一般人がより手軽に参加できるような
環境が整っていくならば、今後日本でもデモという形で人々が問題意識を共有するという
動きが広がっていくだろう。
いつまでも日本がよくならないという問題に関しては、たまたま世界的にそういう流れだから
という面もあるだろうが、国民一人一人の問題意識にも原因がないわけではない。
国民一人一人が、私欲や自己の利益のみにとらわれず、社会の問題に関心を持ち、
解決に向けて努力が必要だと思う。
話は戻るが、
テレビが与える影響は過小評価してはならないし、公共の電波の利用方法は重要な問題だと思う。
日本経済崩壊とか、世界経済崩壊とかそういう話はオカルトも含めてたくさんある。
先進国はすでに衰え始めており、新興国が台頭してきている。
ただ新興国も成長一辺倒とはいかず、バブル崩壊や、食料不足、オイルショックのようないくつかの、
危機が待ち構えている事だろう。
で、日本は沈没するのだろうか?
今の政治情勢などを見ている限り、見通しは明るくはないだろう。
たしかに、物価が今の2倍になったりする事はあると思う。
たしかに大変ではあるが、その程度だ。
物価が数倍になったくらいで日本沈没と言っているのだったらそれは詐欺だと思う。
お札に6桁ぐらいの0がついている国に行った事もあるが、そんな中でも楽しそうに生活している人はいた。
今後、中期的に見て、日本はインフレの方向にすすむ可能性は高い。
しかし、インフレ一直線かというと、今みてわかるように、その前にデフレがどんどん進行する
可能性だってある。
インフレ時に貯金の価値は目減りするが、逆に円高時には価値があがる。
金(きん)は比較的強い資産だと思うが、世界経済が不安定な状況化においては、どうなるかは分からない。
もちろん出来る事はやっといた方がいいと思うし、必要だと思うが、実際どうなるかは分からない。
大手企業は、今、日本から出ていく事を本気で考えているだろうが、それは正しいと思う。
しかし、海外に安全地帯があるのか?というとそうではない、日本経済が傾いている時は、アメリカやアジアも大きなダメージを受けている事だろう。
逃げ場なんてないのだ。
国というレベルで経済を考えたら地球上に安全な逃げ場なんてないし、
日本は鎖国すればよいかというと、それもできないだろう。
世界は既に運命共同体なのだ。
じゃあどうしたらよいのだろうか?
個人レベル、企業レベルで危機に備える。
これは重要だと思う。
・経済を学び、経済危機や、世界情勢の変化にも素早く対応できる準備
ただしこれで慢心は禁物。本当の危機は想定を超えたものだから。
・非常時でもライフライン(衣食住、電気、通信)をできるだけ確保できる事
・体力、健康でいる事、知恵をつけておくこと
・信頼できる仲間を持っておくこと
・危機や変化に際しても楽しく生きる
いかなる場所や、いかなる状況でも楽しく生きていける力こそ、最高のサバイバル能力だと思う。
結局の所こういう事なんだと思う。
過去のブログ投稿を読んでみると、俺、意外といいこと言ってるなと思う。
中には、「原子力を止めて、火力で石油をさっさと使い果たしたほうがよい」というものもあって、
おーこれはまさに今やるべきだよ。と思ったりする。
【エネルギー】
これは重要だ、日本が過去のオイルショック以降、省エネ化を行った事は、現在の日本製品の
大きな力となっている。
エネルギーはこれからもますます重要になっていくだろう。
しかし、地下資源は有限で、コストでもある。
原発問題を機に、新エネルギーに注力する事、省エネを更に進める事は日本の未来にとって、
世界の未来にとって非常に重要だ。
【移民の受け入れ、観光客の呼び込み、文化の輸出】
特に優秀な人材を世界中から集める事は重要だ。
また、海外に留学して世界中の技術や知識を集めて再び日本に戻って来てもらうような、
人材の輸出&逆輸入も重要だ。
日本全体じゃなくても、東京だけでもよい、とにかく外国から多くの優秀な人材を呼び込む必要がある。
観光や、文化の輸出が重要なのは、日本がなにか主張したい時、文化的な背景が既にあった場合と
なかった場合ではまったく理解されやすさが違うと思うからである。
一番いいのは日本に来て、日本文化を知ってもらい、日本を気に入って、国に戻ってもらう事だと思う。
そうすれば、日本製品や、日本のサービスを気に入ってもらいやすくなるし、継続的に日本経済にプラスの波及効果をもたらす事になると考えられる。
【ロボット技術・宇宙】
日本が成長を遂げるには、広大な空き地を耕す必要がある。
広大な空き地がどこにあるか考えると、
一つはまだまだ未発達なロボットの分野があると思う。
もうひとつは宇宙空間。
宇宙空間にいってしまうともはやそこは日本じゃないが、文化や思想の継承先、
拡散先として宇宙も一つの新天地だと思う。
【変化を受け入れよう】
世界は進化し、変化している。
日本が現状の社会水準を維持するためには、変化を受け入れないといけないと思う。
農業の保護政策をやめたり、移民の受け入れ、交通インフラの再整備、英語の公用語化などなど
負担や努力は必要になるが、必要な事だと思う。