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日本

日本はとても良い国である。
人口1.2億、GDP5兆ドル。
海に囲まれた島国で、経済が発展している。
たしかにカロリーベースの食料自給率は39%と低めだが、野菜などは、
国産が多く流通している。
比較的教育水準も高く、大学進学率を50%を超えるなどと、そこそこの教育水準だと思う。
日本に生まれていれば、そこそこの生活と教育が受けられ、食べ物も比較的美味しい。
ざっくり言えばそんな国だ。
では、日本は世界一住みやすいところかというとそうでもない。
地震、津波、台風などのように、天災による被害は時々発生する。
年間3万人が自殺、年間3千人が自動車事故で死ぬ。
とまあ、世界的に見れば、そこそこ良い国ではあるけれど、国まるごとユートピアではない。
日本人にとって、日本が住みやすいのは、比較的格差が小さく、均質だからであり、
普通であってもそこそこ居心地が良い社会なんだと思う。
海外に行って、「あ、こういう点は日本より住みやすいな」と思う事がある。
もちろんどこに住むかとか、その環境によるが、いろんな事が大雑把に成り立っているという点である。
日本だと、些細な事でクレームになるような事が、海外だと普通だったりする。
もちろんこのオーバースペック気味な、サービスが日本全土に行き渡っているのが、
良い点でもあるが、それらは自らを疲弊させている原因にもなっている。
一方で、外国の人が日本に来て、住みやすいと思うのは、どんなところだろうか。
治安が良く、食べ物がそこそこ美味しく、衛生的、物価もそここそ安く、自然環境豊かな場所もある。
ただしダイバーシティーという観点で言うと、日本は比較的均質で、異質なものに対する距離感という点で、
馴染めない部分もあるかと思う。
日本という国が今後も住みやすい国であるためには、
海外にいって、現状の日本の社会に求めらているサービスのプライオリティを考え直し、
無駄な部分を削ることを知ることだと思う。
もちろん、医療、教育、経済、福祉など、より進めていかなければいけないものも多数あるが、
不要な品質要求を減らすというのが、人口減少の中での住みやすい社会を維持するための
ポイントだと思う。

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