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日: 2014年1月6日

2014年予想

昨年の予想から振り返るのが恒例だが、前回の予想はあまりにもさえなかったので、
今回はなしにしておこう。
【経済】
2020年のオリンピックという、短期の目標ができた事、円安、株価の回復、など日本経済にも明るい兆しが見えて来た。
政治問題、増税、など不安要素も少なくないが、去年に引き続き2014年も楽観的に見ている。
ただし経済の回復というのは多かれ少なかれ、バブルを生み、いずれはじける。
中国バブルの崩壊が迫る現在、それがいつ起きどんな影響を及ぼすかは分からない。
確実に経済が一直線で上向くとは考えにくく、注意は必要だと思う。
【テクノロジー】
いま目前に迫っている問題。
生活を取り巻くセンサーや電子機器。
例えば、パソコン、スマートフォン、Google Glass、監視カメラ、家電、あらゆるものがクラウドにデータを送信し、蓄積されたデーターをビッグデーター活用する流れが起きている。
プライベートな情報も含むそれらのビッグデーターは今後活用ニーズが高まってくるだろう。
匿名化などによりそれらの情報は、プライバシーを侵害しないような配慮が必要だが、実際問題、完全な匿名化は難しい。
例えば20人の村で、村民の年齢と体重の公表したとする。
20人それぞれ年齢がかぶってなければ、誰の体重か簡単に分かってしまう。
例え年齢がかぶっていても2人の体格が大きく異なれば、見た目で判断がつく。
個人情報をどこまで個人のものとすべきか?
企業はどのような手順を踏めばどこまで使用していよいか?
公共情報として個人の情報はどこまで収集してよいのか?
このあたりの課題は、テクノロジーの進化により改めて考えなければならない問題だと思う。
もっとも来年に限定した問題ではないが。
ビッグデーター活用は大きな問題でもある。
【WIndows XPサポート終了】
直ちにどうということはないのだろうが、サポートが切れたOSがインターネットに繋がっているという事は、社会的な問題かと思う。
プロバイダーで遮断、法律による禁止、サービス提供側(Webサービス)レベル、マイクロソフトのアップデートによりインターネットへの接続機能を廃止するとかいくつかの方法が考えられるが、比較的ゆるく手軽に実行しやすいのはWebサービスレベルによる制限かと思う。
【セキュリティ】
現在パスワードの使い回しにより、多くのサービスが標的になっている。フリーソフトによるアドウェア感染や、Webサイト閲覧からのウイルス感染も含め、ネットをとりまくセキュリティ問題は、解決に向かうどころかむしろ状況が悪化しているように思う。
生体認証を含む複数を組み合わせた認証により、単純なパスワードやパスワードの使い回しを許可しない仕組みが必要なんだろうなと思う。
今年に限った事でもないが、ハッキング被害が社会に与えるインパクトは今年も少なくなさそうだ。
【冷凍餃子事件】
2008年。それほど古くない事件だが、それから食品流通をとりまく環境は改善されたのだろうか?
食品物流に対する脆弱性はまだ残っており、対応が進まない限りまた繰り返される問題のように思う。