久々に酒鬼薔薇事件の話題がニュースにあがっていたので、この事件について考えてみた。
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=神戸連続児童殺傷事件&oldid=31088118
>1997年に兵庫県神戸市須磨区で発生した当時14歳の中学生(以下「少年」と称す)による連続殺傷事件
当時思ったのは
・通り魔的な殺人事件は捕まりにくい(時間がかかる)
・中学生でも連続殺人事件を起こせるという事
・本当に全部一人でやったのだろうかという疑問
といった事で、これらは今でもそう思う。
実際、この事件の前と後とで変わったのは、
「なんでもないような中学生が連続殺人をおこす事がありえる。」
というのが、定説となったという点だろう。
それ以外は以前となんら変わりがない、
たしかに少年法は改正されたが、同様の事件が起こらないようになったわけではない。
最も重要なのは、そのような事件を未然に防ぐ事だと思うが、
現状決定的な対策は見つかっていない。
ただそういった現状で、ひとつ言えるのは、
なんでもないような中学生が連続殺人をおこす事がありえる。
という事を覚えておく事かもしれない。
同じく過去の事件で覚えておきたいのは、地下鉄サリン事件
これにより日本でもテロは起こるという事が確かになった。
事件当時はテロという言葉すらなかったような平和な日本だったので、
日本でテロといってもあまりピンと来ない人もいるだろう。
しかも、もっと言えば、
数年前におきた、秋葉原無差別殺傷事件もある意味自爆テロだろう。
思うのは、誰でも殺人を犯す可能性はあるし、被害者になる可能性もあるという事。
ただ多くの場合は、殺人に至るまでの過程というものがありその過程のどこかでストップを
かける事ができれば、事件は減らせるかもしれない。
そういう点からすると、重要なのは犯罪の成長を察知して途中で犯罪の芽を摘む事なんだと思う。
世間に無関心でいながら、犯罪が起きてから、被害者に同情して、加害者を非難するだけという
現代の犯罪と大衆との関わり方は、問題だと思う。