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日: 2011年2月4日

寄附・募金

最近にわかに寄附・募金が話題になっているので、募金について。
お金の使い方として、募金というのは重要な要素だと思う。
我々は日々の生活でお金を使い、お金を使う事が人々や社会に影響を及ぼしている。
しかし、それにはいい影響もあるし、悪い影響もある。
よりよい社会の実現の為にはよいお金の使い方が必要だ。
お金は、動力だから、いい活動にお金が集まればいい活動が成長するし、
悪い活動にお金が集まると悪い社会になる。
たしかに税金が福祉等に役立てられている部分もあるが
それは一部だ。政府という組織にお金を渡してしまうとそれが効率よく役立てられて
いるかは大いなる疑問だ。
そもそもどのように使われるか国任せというのはよろしくない。
だから自分で考えて、自分が重要だと思う事にお金が使われるように募金する事が
必要なんだと思う。
事業や、活動に投資するというのもひとつのお金の使い方ではある。
でもそこで対価や見返りを求めたらそれは欲であって、愛ではない。
資本主義社会において投資は重要な役割を持ってはいるが、募金は募金で重要なんだと思う。
で話を日本の募金に移すが、
日本はアメリカに比べると募金額が小さい。
これは、
・税制の問題
・募金の意識
が大きな要因だと思う。
税制の問題は、今後改善される事を期待するとして、
募金の意識について。
日本は募金の文化がないと言われるが、コンビニにも募金箱はあるし、様々な○○チャリティが行われている。
つまり日本人に公共心がないとかそういうわけではなく単に金額が小さいだけである。
以前、ファンドレイジングの人が言っていた話だった思うが、
募金を通じた成功体験がないというのが一つはあると思う。
募金しても、それがどんな風に役に立ったかわからないと募金のモチベーションが下がってしまう。
だから募金がどのように役立っているか、分かりやすく説明する事が必要だと思う。
個人的によく募金する分野は
環境、食料問題、教育 が多いけれど、もっと幅広い分野で募金が選べるといいのになあと思う。