「東京未来シナリオ2035/4つのシナリオと都市戦略提言」
を見に行って来たのでメモと思った事。
特に重要な対策は
・移民を含め海外からの優秀な人材を呼び込む
・海外留学を増やし国際競争力につながる人材呼び戻す
・エネルギー問題
・テクノロジー
・規制緩和、規制改革
このあたりだと思う。
それを実現する為には、現在の延長だけでは無理で、
なんらかのパラダイムシフトが必要だ。
問題は、どのようにしてそれを起こすかだが、
優れたリーダーが登場してうまいようにやってくれたらいいというのは一つある。
しかし私は改革をリーダーに求めるのは難しいと思う。
一つは、日本がリーダーを生む環境でない事がひとつ。
もう一つは日本の大衆がリーダーを見極める能力がないと思うからである。
つまり、優れたリーダーが生まれる可能性は低く、例え登場したとしても、
社会がそれを認められないのであれば、「強いリーダー待望論」は無意味だ。
そもそも強いリーダーが登場する瞬間というのは、社会が一様に共通した深刻な問題を抱え、
それをなんらかの強引な方法で押し進める必要性が出た時だと思う。
というわけで、私はリーダー登場によるパラダイムシフトには期待していない。
歴史的に東京をみると、水害、災害とか、空襲など外部の圧力による変化が、ターニングポイントに
なっている。他にオリンピックも東京が変化したポイントしてあげられていたが、
私は東京オリンピック推進派じゃないのでこれは忘れておく。
では東日本大震災はどうか?これは一つの外的な圧力だと思うが、
今の所大きな変化は見られない、
もっともエネルギーの分野では今後じんわり変化をもたらす事に
期待したいと思うが、あまり大きな期待はしていない。
前向きな希望もある、それは、テクノロジーによる変化である。
蒸気機関車、石油の登場は世界を大きく変化させた。
通信、インターネットもまたしかりである。
ということで一番健全な変革は、テクノロジーによる変革だというのが今回の私の中での結論。
その他、今回の話の中で面白いなと思ったのは
・コンピューターの分野
歴史からみて、未開の土地を開拓する事で、世界の覇者となるという現象は十分考えられる。
アメリカ大陸、中国、インド、アフリカといった具合である。
ではこれからの東京の場合どうかというと、それをコンピューター空間に求めてはどうかという
アイデア。SFチックではあるが私はありだと思う、マトリックスな世界か、サロゲートな世界かは
分からないが、開拓地としてはありだと思う。
・労働力の再構成
高齢者が増え生産力は低下する。
でもテクノロジーの進歩によって、それらをうまく組み合わせたり、再構成出来るんじゃないか?
というアイデア。これは興味深い。
・選択と集中
自分が選択と集中によって除外されるのは嫌だけれど、
自分が選択を行うのは好きな人は多い。
人々に選択をさせるようにしむければ、全体としても選択が進むのではないかというアイデア。
今の社会これで行こうというと、ここが問題、あれはどうするという堂々巡りになって
なかなか進まない問題が多い。いったん民衆に選択をさせるのがよいのではないかと思う。
フェルドマンさんメモ
・既得権益をやめる
・肉問題(人口の増加により肉が足らない、肉を育てる穀物)
・農業
・羽田空港(もう少し改善が必要)
・労働問題、終身雇用の維持は良くない(若い人いじめ)、移民を受け入れる
・ヘルスケア、日本の医療は割高
・エネルギー問題
・ニューヨークに近い原発 インディアンポイント
ともかくまあ、最も重要なのは人々が変化を受け入れる事だと思う。
変化を受け入れば、テクノロジーが東京の未来を活性化させる事だろう。
投稿者: tsubute
3泊5日で、インドに行ってきたのでメモ。
なんでインドにしたのかというと、行った事がないし、とりあえず一度は行っておきたいと思ったからである。
まず行く前に誤算だったのは、
・4泊のつもりだったのだが、予約後フライトがなくなり一日短くなった事
・インドのスケール(地理的な幅)をあまり理解してなかった事
・初日の到着時刻が朝頃だと勘違いしていた事
行く前に行こうと思ってたのは
・タージ・マハル(アーグラー)
・ガンジス川(ガンガー)
実際に行った所は
・スィカンドラー(アーグラー)
・タージマハル(アーグラー)
・GALTA JI TEMPLE
・シティパレス(ジャイプール)
・ジャンタル・マンタル(ジャイプール)
・風の宮殿
・アンベール城(ジャイプール)
・インディア ゲート (ニューデリー)
以下内容。
【インド1日目】
まず空港に到着、地下鉄でニューデリーに移動。
この地下鉄は日本が資金や技術を一部支援したようだ。
定刻通りには動いていないようだが、運行はちゃんとしてるし、かなりハイテクだ。
改札機はSuicaのように非接触カードで利用するのだが、カードタイプの他、トークンという1回限りのタイプのものがある。
トークンでは、乗る時は普通にSuicaのようにタッチして、降りる時は自動改札で回収され再利用されるらしい。
電車はきれいで、落書き等もない。ちなみに駅構内はセキュリティが厳しく、写真撮影も禁止、入るのに荷物チェック、ボディーチェックがある。
車内の壁には次の駅がディスプレーに映しだされていて上には、現在地がLEDで示されている。
空港からの電車は空いていた。
せっかく優れた、交通システムなのだから
・定刻通りに運行する事
・せっかくの自動改札なのに、いちいちセキュリティで人がチェックしていてるのって無駄なんじゃね
と思った。
話は戻ってニューデリーに到着。
ツアーデスクで翌日の鉄道等の手配をしようと思ったのだが、駅をでてからツアー案内が見当たらず、
きょろきょろしている所で、バイクタクシーの運ちゃんにつかまる。
その流れで、ちょい、うさんくさい旅行代理店事務所らしきところにつれて行かれ、
そこで3日間のツアープランを薦められ、悩んだ末申し込む。
予め予約したホテルに行きたかったのだが、ホテルまで遠いし、
翌日朝早いのでと、近くの安宿に泊まる事になる。
既に飛行機で疲れていた事に加え、旅行代理店のおっちゃんとの交渉やら、
支払いが現金でと言われATMに言ったり、その後のホテルがあんまりだったので数件回ったりと
かなり疲れた。
あんま食欲もないので、ビールでも飲んで寝る事に。
その後、ホテルのスタッフ(ページ・ボーイ?)がやってきて、何か食べるものをオーダーしたらという事でチキンカレー的な何かを頼んでみた。
骨が食べにくかったのと、あんまり美味しくなかったので以降チキンカレーはやめておく。
【2日目】
翌朝迎えに来てもらう予定の時刻の前に少し周辺を観光しようと歩いていると
今度は、青年(学生)につかまる。
その流れで今度は政府の観光案内(本当かどうかは定かではない)という所に行き、そこで前日申し込んだツアープランは危ないよと言われ、たしかにと思い、悩んだあげく変更。
その頼んだ所に普通にキャンセルするのは危ないよと言われ、予定の時間前に、ばっくれることにした。
ここが一番難関だったのだが、チェックアウトしてないのにキャリーバッグを持って外にでるのは変だし、チェックアウトすると止められるかもしれないという事である。
チェックアウトした所で案の定、昨日の旅行店に連絡が行って待っててねと言われた。
フロントにすぐ戻るからちょっと出かけてくると言ったら、再度電話され、すぐ行くから待っててと言われた。仕方がないので、わかったふりをしながらそのまま脱出。
近くで待っててもらったバイクタクシーにて再度ツアーデスクに戻り、そっちのプランで観光再開。
まず紅茶専門店へ連れて行かれる。
観光代理店とお店が契約しているとかなにかでバックマージンがあるのだろう。
ふつうのちゃんとしたお店のようなので、いくつかおみやげを購入。
ただ荷物になるので、商品はお店にキープで、帰りに寄る事にした。
アーグラーに向けて出発。
今回移動は全部、自動車だ。電車がいいなと思ったのだが、正確に運行しないし自動車のほうがよいそうだ。自動車は確認はしなかったが、Tata Motorsだと言っていた。
タタモーターはインドの自動車会社で、実際に走っている車はタタモーターが多い。
勿論、スズキ、トヨタ、ホンダ、ミツビシ、日産などの日本ブランドの車も走っている。
お昼は、カレー的な何か+チャパティを食べる。
味はふつう。いっしょについて来たタマネギは辛かったので少しだけ食べて残した。
移動の途中、石油工場(っぽい建物)があって、塔の上から火が出ているのがかっこ良かった。
アグラーに到着。
スィカンドラー
あまり有名な感じじゃなさそうだが、塔が4本建ったかっこいい建物である。
中に入ると、入り口にたっていたおっさん(ガイド?)が頼んでもいないのに案内を始めた。
言っている事は大体分からない。後で請求してくるパターンの押し売り系のガイドなんだろう。
それでも別に困るもんでもないし、案内してもらう。
メインのタージマハルを見る。
まあよくこんな巨大な墓作っちゃったものである。これは見に来た甲斐があったなと思う。
ちなみにタージマハルは、土足禁止になっていて、素足か靴カバーをする必要がある。
タージマハルは、駐車場から少し離れていて、帰りに別ゲートから出てしまい戻るに苦労する。
入ったゲートがどこだったのかは完全に忘れてしまったが、写真のGPS機能より、メモ用に
撮影しておいた写真の位置情報を元になんとか戻って来れた。
この写真の位置情報による迷子からの帰還はピンクシティ(ジャイプール)でも役に立つ。
地図で出発地を記録しておくだけでもよいのだろうが、知らない土地で観光すると、戻ってくるのが一苦労である。
とにかく外は暑いので、相当体力を消耗する。
興味は全然なかったが大理石屋に連れて行かれ、大理石のコースターを買う。
たしかに手作業で作るのには時間がかかるだろうし、相場的にはそんなもんなんだと思うが、
興味ないし、素人目でみてもお土産品クオリティだ。
それでも店主の押しに根負けして結局購入。
大理石の工芸品(象嵌)は、けっこういい値段するのだ。
ぱっと見2、3千円ぐらいにしか見えないのだが、ある程度工数がかかるのだろう1万円以上する。
機械で作ったほうが精巧に短時間でできると思うのだが、そのあたりの価値観はよくわからん。
ともかく要らないものは1円でもいらないし、比較的高いものは尚更である。
続いて宝石店。
ますますいらない。
さすがにここでまともに宝石の指輪なんぞかわされたらたまったもんではない。
とりあえず、おれ学生だからと言って、難を逃れたが、最終的には根負けで安い石を買って完了。
途中、店内が2回程停電になる。
お店の人は、大手企業の電力を融通するために、一般世帯の電力をカットするのだというような事を言っていた。
その後、高価ではない、なおみやげ物屋さんに寄って買い物。
ここは高いお店じゃないし、香辛料とか、適当に買って完了。
夕飯はターリーとチャパティ。
味はまあまあ。
飲み物は、ラッシーを頼んだが、ストローが薄過ぎて飲みにくい。
最後はあきらめてコップ飲みだった。
店を出ると夕立外は大雨だった。
ここでも帰りがけに停電に。
ホテルにチェックイン。
初日の宿にくらべると少し良いが、バスタブ無し。
何よりも困るのはWiFi無しである。
仕方ないのでケータイでネットにつなぐが、ケータイも電波が入りにくい。
キャリアを変更したり試してみるも全然だめだ。
そうこうしていたら、なぜか急に電波が入ってくるようになった。
どういう理由かはわからないが、ともかくかろうじてケータイでネットに繋がってよかった。
【3日目】
朝食は、部屋に運んでくれるタイプで、パンとオムレツにコーヒー。
日本のオムレツは黄色いが、白いオムレツだった。
調べたところでは、インドのオムレツは白いらしい。
そもそも日本の黄色いのは、飼料によって黄色を濃くしているだけだ。
栄養とか、新鮮さには関係ない。
ジャイプールに移動。
ホテルにチェックイン
今日の宿は時間限定ながらWiFiありの宿だ。
ただWiFiが使えると言っても、各部屋用ではなく、ホテルのフロントから部屋が近くて
かろうじて入ったようだった。
バスタブもあったし初日や二日目の宿にくらべるとかなりよかった。
らくだに乗る
せっかくなので乗ってみる事に。
道路を歩いて往復してくれるというものだ。
馬にも乗った事はないので分からないが、そんなに乗り心地は良くない。
通りの自動車などから注目されるので、すこし恥ずかしい感じだが、視線は高いので見晴しはよい。
【4日目】
朝食は地下のレストランでバイキング方式。
でもあんあり食欲はないので、昨日と同じく、トースト&コーヒー。
アンベル城(ジャイプール)へ。
中に入ると象が歩いていた。
ガネーシャ門は色合いと装飾が奇麗だ。
ジャイ マンディールの天井は銀色にピカピカしていて、銀食器のような感じ。
ジャイプールからデリーへ移動。
マサラドーサを食べる。
中にはマッシュポテト的なものが入っていて外は揚げたてでぱりっとしている。
スープ的なカレーがついている。
人気店で地元の人がお店の周りに人も行列 自動車も複数駐車してるのだが、店の前で後から止めた車でふさがって出られないと、戻って来た車の持ち主とでしばしもめていた。
まあとにかく人気で行列のできるお店らしい。
ツアーデスクに戻って、今回のツアープランを担当してくれたおじさんにチップを払う。
出かける前にも払ったので、2重取りな気もするがその辺は気にしない事にする。
2日目の朝に行った紅茶専門店に行って紅茶を取りにいく。
再度オフィスに戻って、今度は今回の3日間の車での運転をしてくれたドライバーにチップを払う。
現地相場にしたら、かなりいい値段を払ったと思う。ドライバーのおじさんはかなり喜んでいた。
因にそれでも2割ぐらいは事務所にマージンを取られてしまうらしい(T_T)
その後ドライバーのおじさんにスイーツ屋に行って饅頭的ななにかをおごってもらう。
帰りは最寄りの地下鉄駅より、空港へ。
地下鉄は行きと同じく空いていた。地上は混んでいるだろうに、こんな空いててよいのだろうかと
思ったが、空港行きだからなのだろうか。
駅内のポーターは規定の料金があるようでそれ以上はうけとらなかった。よいシステムである。
【総括】
・インドは一人で観光する事はおすすめしない
・とりあえず観光客はぼられる
次のポイントまで、一瞬の迷いもなく直進できるかが生死を分ける。
2回程迷ったが、日本の街中で迷うのとでは桁違いに怖い。
ものの数分でハイエナが寄ってくる。
・時には適度にぼられることも必要だと思う。
・停電は毎日のようにある。
いっその事自家発電したほうがいいんじゃないかと思う。
(実際自家発電装置を置いているところもあるようだ。)
・道脇でタッションしている人を時々みかける
・自動車はクラクションを鳴らしまくる。
はじめはそんな鳴らさなくてもと思ったが、信号もあまりないし、車線変更が激しく、
その上大型トラックも多く走っていたりと、かなり危険。
トラックが寄って来たりすることもあって、クラクションを鳴らしまくるのはしかたないのかも。
とりあえず信号を増やした方がよいと思う。
・赤く塗られた店や看板を良く見かける。Vodafoneと書かれている。
他にもコーラや、ペプシ、Airtelの看板だったりする事もあるのだが、そんな広告をべたべた街に貼るのはどうなんだろねと思う。まあ日本も広告だらけなわけですが。
・携帯電話は比較的どこでもつながる雰囲気だったが、通信のほうは著しく遅い。
もう少し早ければ、これちょっと高いんじゃ?と思った時にネットで探せて良かったのだが。
・インド料理は私の場合 1割美味しい、1割まずい(口に合わない)、その他まあ普通に食べれる
ぐらいな感じだった。
・1、2日目はとにかく、食べ物と衛生面に気をつけたし、香辛料も少なめで頼んだが、
3日目からは、ラッシーとか、野菜も多少食べてみたので、帰りの飛行機では
かなり腹痛だった。(帰りの機内食での緑の唐辛子的ななにかも原因だと思うが。)
生水とか、野菜とかそういう次元じゃなくて、お札とか、人が触れるあらゆるモノに、ばい菌が
ついていて、免疫がない我々ではハライタになるのは避けられないんだと思う。
・建物などの施行があやしい
ドアの建て付けが悪いとか、壁の塗り方が雑とか、エレベーターの扉が閉まりきってないとか、
そういうのもあったが、それ以上にコンクリート製の建物の建て方もあやしい。
(インド・プネ紀行10)建設現場の衝撃
コンクリートを張って、その上にコンクリ乗せて乾いたら木のつっかえ棒(しかもよれよれしている木)を外すみたいな建設中の建物を良く見かけた。
・今回訪れた所では、たいがい英語が通じたが、逆にめんどくさいなと思った。
分からないのは分からないで困る事もあるのだが、「何言ってるかわからん」ぐらいでスルーできるほうがありがたい。
相手の押し売りを、英語で言いくるめられるほどの英語力ないし。
【日本に戻って、日本について】
・停電がない日本てすごい(最近あやしいけど)
・どこでも水道水が飲める日本ってすごい(最近あやしいけど)
・呼び込みに邪魔されず街を歩けるってすばらしい(場所によっては注意)
・様々な食べ物があって、それなりに美味しい
というわけで日本ていいな、と思うのだった。
【最後に】
とかまあ、色々だったわけですが、現在インドは12億人。
もっとのんびりやっているのかなと思いきやそんなじゃないし、今後急激な成長を遂げるだろう。
とりあえず、水、衛生環境、電力、携帯(データ通信のほう)をもう少し改善して欲しいのと、
観光客から金巻き上げようとするのは、なんとかして欲しいところだ。
公用語に英語を追加する事に賛成だ。
ただし日本語を廃止し英語にするのは問題だ。
これは英語を話せる話せないの問題ではなく、言語がもつ文化の問題だ。
もっとも日本文化を今後も継承する為には、英語やその他の言語に置き換えておかなければ、失われてゆくだろう。
その一方で、日本語でしか成立できない文化も少なからず存在する。
「古池や蛙飛び込む水の音」を英語にしても日本語のそれと英語では単語のもつ対象が違うし、
それを理解する為には文化の違いを理解する必要がある。
つい最近までは、世界を分断させている言語の違いなんて、まったくもって不要だと思っていたけど、
言語がもつ文化的遺産を少し理解した。
とはいうものの、どうせ数百年後の日本語人口なんて、数万人規模になっていると思うけどね。
【津波】
今回(東日本大震災)の地震に関して、原発の事故はひとまずおいておき、
とにかく津波による被害が大きかった。
これは今後可能性のある東海地震や、関東大地震などに活かさなければならない課題だと思う。
東京は地下鉄が多く、水害に対してどの程度の準備ができているかはいまいち分からない。
津波被害の想定見直し、どこまでができてどこまでが想定外か情報を周知すべきだと思う。
それを踏まえて、津波に弱い地域の近くで暮らす人々は地震が来たらすぐに逃げるという指針が必要だと思う。
【物流・交通】
物流、交通は1ヶ月もすればある程度なんとかなるもんだなと思った。
2ヶ月もすればそこそこ、3ヶ月もすれば主要な交通や物流は回復しているという感じだと思った。
食料備蓄は2、3日分とかいう話もあるが、それは甘すぎると思う。
そんなので、首都圏がもろに震災被害をうけたら、すぐさま、買い占めでなくなってしまう。
水や電池や、トイレットペーパーなどの日用品も含め1ヶ月分ぐらいの備蓄は心がけたい。
そのぐらいあればひとまず備蓄があるものは買いだめに走らないで済むだろう。
交通に関して言えば、できればもう少し職場や学校から近い所から通勤すべきだと思う。
あとJRは、止めたときにバスとかの代替交通を出すとか、運転再開後の運行時間を延長するとか
交通インフラとしての自覚を高めてもらわないと。
【電気・水道・ガス】
とりあえず電気がないと、電車はうごかないわ、エレベーターは止まるわ、情報が伝達できないなど重い。自家発電や非常時の電力供給は重要だと思った。
少し時間はかかるが、水道、ガスはいくらか待っていれば復旧しそうだ。
ただ水道も結構広範囲で繋がってるんだなと思い知らされた。
【情報】
これはまだ整理できていない部分だが、まず震災後の通信インフラを不要不急な通話にとられるのは問題だと思った。
電話は最低限で行い後はメールとか通信にシフトさせるべきだと思う。
安否確認ももっとスマートな方法はないものかと思う。
マスコミや報道に関しても課題は多そうだ。
【原発】
原発の事故がなければもっと多くの人が救われてただろう。
原発に多くの目がむけられてしまい、地震や津波の被災者がおきざりにされてしまっている感も
否めない。
とても残念な事だし、今後防ぐべき課題だ。
原発について優先順位をつけるなら、原発の安全水準をあげて危険度の高いものは早めに停止、廃止。
年内ぐらいは節電もしょうがないと思う。
それに加え代替エネルギーでの電力供給能力アップ。
(簡単に代替エネルギーと言ってもそれには、コストやリスクもある。
これがだめだからあれにしようと言うだけでは、ただのロシアンルーレットだ。)
その上で原発の依存度を減らす事が大事だと思う。
その状態で必要な原発があって、安全対策により現実的なリスクの範囲での存在として
原発が残り得るのならそれは別にいいと思う。
世の中にはもっと優先すべきリスクが多数存在しているはずだから。
【想定内と想定外にどう備えるか】
今回の地震で大きな被害をもたらしているのは想定外とされていた部分である。
ただし、まったくもって想定外だったかというと
・地震で津波が起きるかもしれない事
・地震で原発になんらかの事故が発生する事
ぐらいの予想はあっただっただろう。
想定の水準を上げる事も必要だし、想定に対する対策をどこまで行うかも大事だ。
しかし想定の水準をあげても、想定外の事は起こりえる。
これは、想定外の事が起きたときどうするかという想定をする事と、想定外の問題を乗り越える力を
身につけるしかないと思う。
原発は原発で問題だ。
ただ今思うのは、それだけに捕われ、次の震災に対しそれ以外の部分がおざなりになってしまう事は避けたい。
そしてまた、我々がこれまでスルーしてきた原発以外の問題にも目を向けるきっかけにもすべき時だと思う。
今までの人生を少し振り返って、やっておいてよかったこと、やっておきたかったこと。
・海外旅行
窓のない乗り物では、いまどのぐらいのスピードがでているか分からないように、
日本の中にいては分からない事がある。
日本という国がどんな国かを理解する上でも、海外には行ってみたほうがよいと思う。
・読書
小さい頃は、とにかくたくさんの本を読んでおいたほうが良いと言われていたが
たしかにそうだと思う。
大人になって再度読み返してみるが感じ方はそれなりに違うものだ。
・写真データの保存
記憶力はあまりいいほうでないので、写真データはなかなか貴重だ。
ケータイなどで撮った写真等はまとめて保管しておいたほうがよいと思う。
・インターネット
パソコン使えるのに、インターネットを十分活用してないとかもったいないと思う。
世界中の情報やサービスにアクセスできるのだから。
・株、FX、外貨預金、
個人的にぼろ儲けしたりとか経験はないが、世界の動き、経済の動きに関心が持てる
という意味ではよいと思う。
・音楽
音感とかリズム感は、幼児期に会得する部分が大きいので、親の教育に依存する部分も
少なくないのかもしれないが、音楽を聴いたり演奏したりというのは、重要だと思う。
世界は様々な音に満ちている。
それを楽しめるか否かは大きいと思う。
・記憶法
子供の頃、あまり連想記憶法はあまり好きではなかった。
ただ今になってみるとなんでもいいからとにかく関連づけて覚えるというやり方は
よい記憶方法だと思う。
・格闘技
学生時代少しだけやったが、これは幼少時代に少しやってたらよかったのにと思うのと、
今やってもよいのにできていない事の一つである。
運動神経が悪く運動は苦手だが少しはやりたいとは思っている。
【国には頼らない】
よく、日本は駄目だという文脈から、「リーダーがビジョンを示すべきだ」という話を見聞きするが
私ははたして本当にそうなのだろうか?と思う。
個人の価値観が多様化している現在、総理大臣がこれはこうするべきだといきなり言い出したところで、民衆は同じ方向を向くだろうか?
原発の問題を例にあげるなら、政府が何か方向性を示したところでどれだけの人が賛同するだろうか?
重要なのは、国民一人一人が原子力、水力、火力、太陽光、地熱、風力それぞれについて学び、
リスクはなんなのか?何を増やして何を減らすべきなのか、そのためには何を犠牲にできるのか?
国民一人一人が意見を持つ事だと思う。
それを集約した上で、
それにそった政策を進めるか、あるいは国としてあえてその方向へは進まないという選択を行うかを
決めるのがこれからの政治のあるべき姿だと思う。
【豊かさ】
今の日本はある程度希望が満たされている国だと思う。
あるひとは、これを希望のない国だと言うけれど、欲求がある程度、しかもはじめから
満たされているため、その事実を強く感じる事が困難な状態にすぎないと思う。
戦争を知らない子供たちは、戦争を体験した子供たちより、豊かな生活に対する満足度は低いだろう。
だからといって、子供たちは戦争を体験したほうがいいのかというとそうは思わない。
戦争を知らない子供がそのまま何にも知らない大人になっちゃうのは問題だけど、
豊かさを認識しづらい境遇というのは、私はとりたてて悪い事だとは思わない。
【海外へ行こう】
世界のどこかでは今もテロや紛争があったり、貧困や、飢餓が存在する。
基本的人権が確立されている場所もあるし、公害や、病気が蔓延している土地もある。
そういった危険な場所に行く事はおすすめしないが、日本という国が、衛生的で、そこそこ安全で、
食料が溢れているとう状態を認識できる程度に海外へは行っておいたほうがよいと思う。
【仕事】
現在日本に溢れているビジネスの多くは、必ずしも生きる事と直結したものではない。
食べ物にしても、今日を生きる為だけのものではなく、味のこだわったり、
残して捨てられている食材や料理も多い。
たしかに広い意味で仕事というのは誰かの役にたっている。
でもそれは本当に必要な仕事なのだろうか?。
お金を得る為に仕事を作り出し、不要なものを人々が購入する事で経済が回っている。
より多くの脂肪をつける為にあの手この手で企業は商品を売り、お金を得る。
得たお金で自分の脂肪を増やしたり減らしたりする為にお金を使う。
世の中に必要とされている仕事がないとは思ってない。
だけどそれ(必要な仕事の数)は限られていると思う。
そしてこれから先、その仕事は減っていくと思う。
でも仕事がないと人々はお金に困り、仕事を奪い合わなければならないし、不要な仕事を
広く浸透させつづけならない。
だから私は、仕事をしなくても、そこそこの生活ができるような社会を目指すべきだと思う。
これからは各々の価値観でもって、必要だと思う事に時間を使えるような社会にするべきだ。
【土地の価格】
仕事がなくても、そこそこの暮らしをするために、ひとつ壁となるのが、地代・家賃だ。
なので、仕事をしなくてもよい社会を実現させるためには、社会が住居を提供するか、
地代を下げる必要がある。
逆に地代が安い所で、仕事がなくても生活でき永続的に活動できる環境を実現させるというのも
ありなのかも。
【多様性・永続性】
資本主義のように拡大し続ける事が必須である仕組みは永続的とは言えない。
膨張し破綻し、また膨張を繰り返すという意味では永続的なのかもしれない。
でもそれって無駄だと思う。
一方で昔のように、特定の価値観でもって、汗水して、肉体的、精神的に満足すれば
それでよいのかというとそうでもない。
この時代、幸福を感じる事は必ずしも容易ではないかもしれない。
それでも、それぞれの価値観でもって人類は異なるクラスタを進化させ、
永続的に発展していくことが、人類の進むべき方向だと私は思う。
地震も津波も原発も台風もトヨタのリコールもソニーの情報漏洩も新型インフルエンザ、円高もそうだけど。
日本は狙われている。
そういう視点が必要なんだと思う。
特に陰謀論とかそういう事じゃなくて、色々な事に対してもうちょっと備えが大切だと思う。
別にこれは日本に限った事ではないけれど、あらゆる方面に関するリスクと対処を今一度考えてみたほうがよいと思う。
デザインフェスタは国際展示場で開かれるアートイベント。
イラストとか、小物とか、服飾とか、色々なものが出展されて多くのものは購入できる。
楽器で演奏したり、占いをやってるブースとかもある。
若いアーティストも多く、青臭い作品やエネルギーを感じる事ができるイベントとしても楽しめる。
さらに様々なアートを見て、買う事が出来るというだけではなく、
作家さんと話ができたりするのも、デザインフェスタの醍醐味だと思う。
以前行った時と比べると若干外国の人も増えたかなと思ったが、全体的にはそれsほど多くない。
人形関連の展示も若干増えたかなという感じがした。
とりあえず、人気の高い素材はパンダだと思う。
パンダなイラストや小物はつい買ってしまうw。
ゴールデンウィークを利用してボランティアとか行ってみようかと思ったが、これと思ったものが見つからず、今回は仙台に観光に行ってきた。
観光といっても、歴史とかあんまり興味ないので、食べる、ぶらり、買い物程度。
新幹線で東京から仙台へ。
仙台への新幹線は先日復活したばかりだが、そこそこ空いている感じだった。
東北新幹線に乗るのは記憶の限りでははじめて乗った。
トンネル内でもケータイの電波が入る箇所がありこれはなかなかいいなーと思った。
東京でもトンネル内とか地下鉄の駅間とか電波入らないし時々不便だ。
仙台駅に近づくと屋根のに青いシートがかけられている家が目に付く。
瓦の屋根は地震に弱いんだなと思う。
仙台駅到着。
仙台駅自体は外壁がシートで覆われており修復工事が行われているようだ。
ただ中は普通に明るく、道も普通である。
震災前に来たことがないから比較はできないが、ありふれた都会の光景である。
少し違いがあるとすれば、がんばろう東北などの看板があちこちに掲げられているぐらいである。
たまにガラスのショーウィンドウが新聞で覆われている建物があったがこれは検索で調べたところでは、
防犯上の理由らしい。
駅周辺を散策。
お昼に牛タン定食を食べる。
これで早くも今回の旅行の目的の半分を終了。
あとはラーメン食べたり、
翌日 るーぷる仙台※(仙台市内の観光スポットを回っているバス)に乗ったり。
寿司食べたり、買い物。
※仙台城跡などが一部の区間を運行休止していた。
旅行を終えて思ったのは、
ひとつは牛タンてうまいなということ。帰りも牛タン弁当を買って帰りの電車で食べる。
もうひとつは、東京って供給過剰だなという事。
現在、東電エリアでは「節電の夏」が迫りつつある。
生活重視で考えるなら、夏は企業の活動を停止させれば、夏の電力不足はかなり解消されるだろう、
しかしその一方で、できるだけ企業の活動に経済的損失を防ぐ事も重要だ。
もし経済が衰退すれば、今でさえ不安定な経済状況に拍車をかけ、経済危機や混乱を誘発するだろう。
ポイントはいかにして、猛暑日の東京を冷やすかという事だと思う。
そして企業は猛暑日の冷房使用をいかにして回避するかという事が課題だ。
特に10時~21時の電力消費をいかにして削減できるかが重要だと思う。
7月まで3ヶ月程あるが、いまのうちに節電計画をたてておこう。
【LEVEL1】
可能な範囲で省エネ
・照明の数を減らす
・冷房の温度をひかえめに
【LEVEL2】
できるだけ省エネな製品に買い替える
・白熱球×、蛍光灯△ LED○
・冷房は使わず扇風機に
・暑いときは、氷や水で冷やす
【LEVEL3】
・活動拠点を一部東京電力外に移す、もしくは避暑地に避難
・10時~21時の活動を控える
・自動車はヒートアイランドを助長するので使用を減らす
【LEVEL4】
・真夏日は企業活動を休止する
・冷房は使わず電気を使わない方法で涼をとる。
【LEVEL5】
・自家発電にする。
・活動を東京電力外に移す。
総括すると、
今のうちに省エネの準備と、暑さしのぎの多策を準備しておくべきという事と、
いざとなったら、東京電力エリア外に避難するぐらいの覚悟が必要なんじゃないだろうか。