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カンボジア(その2)

カンボジア旅行より、カンボジアについていくつか調べてみた。
カンボジアは東南アジアに位置する。
日本からはベトナム経由の飛行機で5時間ぐらい(乗り継ぎ除く)という近さである。
【血に塗られた歴史】

1975年、極端な共産主義を掲げるクメール・ルージュの独裁者ポル・ポト政権が成立。1979年までに、旱魃、飢餓、虐殺などで100万人以上とも言われる死者が出た。

http://ja.wikipedia.org/wiki/カンボジア
※ちなみに、広島の原爆投下直後の推定死者は、14万人と言われている。(諸説有り)
【地雷・不発弾】
戦争後(といってもタイとカンボジアの国境付近では今でも銃撃戦があり緊張状態が続いてる)の現在でも、地雷や、不発弾が存在する。

MAGカンボジアにおける地雷・不発弾撤去の実績
2008年 対人地雷:4,538 残留不発弾 :19,813

http://www.data-max.co.jp/2009/03/vol19.html
【労働賃金の格差】
今日のWBSより。
カンボジアの1ヶ月あたりの賃金(一般工職)は7,200円だという。
一方日本は29万300円。つまり人件費に関しては日本と比べると40倍の格差が存在する。
【アンコールワット観光】
http://www.angkor-ruins.com/restoration/index.htm
アンコールワットの遺跡を回っていると日本、フランス、ドイツ、インドなど多くの国が修復に携わっているのがわかる。
観光客としては、日本人、中国人、韓国人、フランス人などを多く見かけた。
ガイドさん曰く、日本人の場合は、連休に集中すると言っていた。
【思う事】
自分が生まれた頃、東南部ではこんな惨劇がおこっており、それが今でも重い影を残している。
とはいうものの希望はある。
地雷や不発弾の処理は徐々に進んでいる。
中国より安い生産拠点を求めてカンボジアにも生産工場は増えるだろう。
それに伴い、都市部と農村部との格差も徐々に改善されていくだろう。
グローバル化と、各国の新たな民主化によって、世界の格差は是正されていくだろう。
ただしそれらは、なにもしなくても勝手に是正されていくわけではなくて、
問題をみつけて、全体で共有し、世界の一人一人がでその問題に関心をもち、
ひとつひとつ解決する努力が必要だと思う。

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