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ブラウザーの歴史を振り返る

Browser_2
先日Google Chromeが発表されたが、ここでひとつブラウザの歴史を振り返ってみることにする。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ブラウザ戦争
おおざっぱに言うと、Mosaicの後、Netscape Navigatorがよく使われる様になったが、その後間もなく、無料でしかもOSに標準搭載したIEによって市場は独占されてしまった。
2005年、Mozilla Firefoxの登場し、一度はIEに制圧されてしまったPC用ブラウザ市場だが、その後2割強のシェアを獲得。
まあそんな所だ。
少し細かい部分で言えば、
・Macでは、SafariがOSに標準搭載され、Mac版IEは作られなくなった。
・Firefoxは動作が軽い事と機能拡張がいろいろ利用できる点が評価されていると思う。
結局、大半の人は、OS標準のブラウザを使う。
ただし一部の人々は、IE以外の選択肢を必要としている。
ということだと思う。
今後のブラウザの動向だが、今のGoogle Chromeも見る限りでは、今とりあえず使ってみた人が大勢いたとしても、数ヶ月後にはほとんどの人が元のブラウザに戻していると思う。
たしかにGoogle Chromeはなかなかよくできていると思う。
しかし、Google Chromeじゃないといけない理由がどうもみつからない。
逆に、どうしたら、みんながIE以外を使う様になるだろうか?
ヤフーとGoogleがIEで利用できなくして、Google Chromeなら利用できるなら乗り換えるだろう。
もちろんそんな無茶な事はしないとしても、Googleやヤフーのサービスを、Google Chrome用に進化させて行けばおのずとIEは排除されるだろう。
そしてもう一つ、グーグルがOSを作るという方法である。
OpenOfficeをベースにGoogle Officeを作ったら最強だろう。
市販のパソコンには、Google Chromeの入った、Google OSが搭載され販売される。
そうなれば、Google Chromeは一気に普及するだろう。
グーグルはどちらの方法にも取り組むと思う。
OSの開発は、大規模な話しだと思うが、グーグルはすでにAndroidの開発を行っている。
そう考えるとグーグルOSを開発する事がむしろ必然的とさえ感じる。
そういえば、ヤフーはブラウザを作らないのだろうか?
日本だと特に、グーグルよりヤフーの方が強いしヤフーブラウザなんてのは十分ありだと思う。
意外な所でmixiブラウザなんてのもありかもしれんな。
それはさておき、ブラウザが今向かっている所。
一つは携帯電話、もう一つはアプリケーションだと思う。
例えば、iTunesストアはネット上にあるけれど、それを操作するのはwebブラウザじゃなくて、PC上で動くアプリである。
もしグーグル的な発想でiTunesストアを作るなら、音楽ファイルはいわゆるあちら側に置く。
操作するソフトは、ブラウザだとちょっと使い勝手がわるいので、Adobe AIRのようなRIAで作る事になるだろう。

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