Press "Enter" to skip to content

インフレ対策

5年程前に書かれた本で、5年後に日本はインフレになって財政破綻する的な本を読んでみた。
つまりその本で書かれている事は時間的にみたら、はずれという事になるが、
いずれにせよインフレにはなるだろうから、参考にと読んでみた。
私の想定としては、以前にも書いたが、
数年〜10年後ぐらいまでに牛丼の値段が2倍〜4倍ぐらいになる。
期間限定ではあったが松屋は牛丼並240円でやってたから今を250円として、
数年〜10年後500円〜1000円になっているという想定だ。
1000円のお昼が、2000円〜4000円になる計算だ。
逆に言うと、100万円貯金があっても、今でいう50万円の価値になる。
インフレ対策は資産が多い人と少ない人とでは少し対策が異なる。
預金1000万円未満では、ペイオフの心配もほとんどないだろうから円が目減りする事を出来る範囲で防ぐ事が重要。
預金の一部を、株、不動産、金、海外の通貨(USD,EUR,CHF,AUDなど)などにする事で、リスクの分散ができる。
もちろん価格変動リスクもあり、株だと紙くずになる場合もあるし、金でもここ10年で3倍ぐらいに上昇しているわけで、その逆がないとも限らない。
ただ、自国の通貨の信用が失われた時、結局頼るのは、より信頼の高い通貨であり、もし通貨が信用できなければ金とか現物に行かざるを得ない。
個人的には、預金のうちの半分ぐらいを、金、その時信頼できる海外通貨で保有しておき、
食料や生活必需品は災害対策以外の意味も含めていくらか備蓄しておくというのが、ささやかなインフレ対策である。
あとはインフレになったら海外旅行は行きにくくなるかもしれないし今のうちに行ってこうと思う。
一方、1000万円以上の資産がある人は、既にそれなりに資産運用しているだろうし、
あまり書く必要もないだろうが、ポイントは、
不動産なら都市部の需要のある土地もしくは今後需要を見越した場所という事と、
口座はペイオフによって制限もしくは、一定金額以上保証されない(なくなる)危険性がある事を念頭においておいたほうがよいと言う事だと思う。
自分にもし相当な資産があったら、海外に口座を持っておき、超インフレな時は海外に拠点を移して時々現金を持って日本に遊びにくればいんじゃないかと思う。
リスクは分散できるが、分散したリスクのいずれかがダメージを受ける確率もあがるので、確実な方法はないけれど、適度なリスク分散を私は支持している。
まあ急激にインフレになったらその場にいた人は多かれ少なかれ影響をうけるわけで、
本当に重要なのは、どんな場所でも生きられる能力と準備と人間関係といったところでしょうね。

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です