ホームロボット

徐々に増えつつある人型ロボットだが、なんで人型なのか？という疑問を持つ人もいるだろう。
従来の産業ロボットは工場で働くロボットが中心であったが、近年、一般の生活の中で活躍することが求められている。

そこで、これまで人間が暮らしやすい様に設計されてきた社会で人間と同じように活動するためには、人間と同じ様な形がよいというわけである。
例えば階段。ちょっとした段差でも、車輪だと超えられなかったり、登るのが困難である。
自販機でジュース一本買うだけでも、お金を入れたり、商品のボタンに手が届くか、取出し口のフタをあけつつ商品を取り出す。
これは、複数の人間的な動作を含んでいて、指を使ったり、しゃがんだりと、複数の動作が求められる。

一方、ロボットが活動しやすいように、環境を整えるという考え方も必要だが、それはそれで時間とコストがかかる。
そんなわけで、人との共存を目指すロボットとして、人型にするというのは一つの方法なのです。