2100年(人口)

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2050年日本人の人口は減少を続け1億人を割っているというのが一般的な予測だ。
しかし、2100年の日本人口が8000万人に減っているかというとそうはならないと思う。

まず100年で6000万人が減少するという予測についてであるが、それをそのまま100年追加して、
200年後(2200年)に日本は人口100人になっているだろうか?

普通に考えて人口100人で現在の日本の国土を守れるはずがない。
世界人口は2050年に90億を超えると言われているのだ。
つまり2200年に日本は人口100人という事はまずありえない。
そこから考えると、2100年の日本人口が8000万人に減少しているかというと、
もう少し手前で減少ペースが鈍化すると考えるのが妥当だと思う。


現在の人口増加は、産業革命以降、人類は食べ物を獲得することに費やす時間が減るとともに、医療技術の進歩がもたらした。
しかし、これは永続的に人口増加につながるわけではない。
まさに、現在の日本がそうだ。

人口を増加、減少させる要因のいくつかとして、以下のようなものがある。
・医療技術の進化、向上
・食料問題
・戦争
・天災(地震、津波)
・感染爆発(パンデミック)

医療技術や食料は一時的に人口を増加させる要因になる。
あくまで短期的な増加としてだが、アフリカでは昨年、5歳未満の子供が500万人死亡しているとされ医療、食料があればそのまま人口の増加につながっていただろう。
戦争は、戦争中人口減少を招く可能性があるが、戦後は増加となる可能性がある。
天災、最近では、死者6万人を超えたとされる四川省の地震や、死者7万人を超えたとされる、サイクロンなどように、天災による人口減少もある。
パンデミックでも、日本に入ってきた場合、数万人から数十万人の死者がでる可能性がある。

これらを50年より短い長さで考えたとき、医療、食料の充実は、一時的に増加させるが、100年、200年で考えると必ずしも人口増加には繋がらず、むしろ人口減少につながる可能性があると言えるのではないだろうか。
天災、パンデミックの人口への影響は全体から見れば一部である。

そう考えると2050年、世界人口は90億人ぐらいになってだろうが、世界中に医療、食料が行きわたっていれば、そこから先は横ばいか減少に向かうと思う。
一方日本は、減少し続けることが逆に難しくなるだろう。
日本の国力が低下し、なし崩し的に移民を受け入れるか、その他の要素によるものかはわからないが、2050年を過ぎた頃から、その何らかの要因により日本人口の流れは変るだろう。

そんなわけで2100年の日本人口はなんだかんだいって1億人ぐらいで1、2割が海外から入ってきた人やその子孫になっているのではないだろうか。


人口爆発問題
これまで世界人口は、人口増加の一途にあったが、今後の
100年200年の時間で考えれば、増え続ける訳でも、減り続けるわけでもないと考えられる。
必要なのは、医療、食料を全世界に行き渡らせる事だと思う。
人類の宇宙進出や、人間を工場で生産するとか、テクノロジーや倫理観の変化は人口に大きな影響を及ぼすだろうが、地球上における人口爆発問題はそのうち解決する問題だと考える。