2007年3月アーカイブ

それでもSecond Lifeは面白い(と思う)」と思うので、Second Lifeが日本で普及するかはさておき、
Second Lifeのようなサービスが、面白いろいう理由を3つに分け考えてみた。

■ユーザーが簡単にオブジェクトやアクションを作成できること
従来のゲームでは、企業が特定のストーリーを想定して限られたリソース(人員)で開発してきたが、ユーザーが自由にオブジェクトや、アクションを作成できる事で、CGMのように自己増殖的にゲームが作られていく可能性がある。
企業が用意したこれこれでこういう風に遊びなさいというゲームも悪くないが、「広場を提供するので、ここで自由にゲームを作って遊んでください。」というゲームがあってもいいと思う。
近年3Dゲームの開発費用はかなり巨大になりつつあるし、ユーザーが自由に遊びを提案できるという意味は大きいと思う。

■現実と同じ事が仮想空間内で実行可能である事
現実と同じ事ができるなら、別に実空間じゃなくてもいい事っていくつかある。
例えば会議。ただしゃべるだけならチャットで事足りる事はあるし、言葉だけで伝えにくい部分も、仮想空間で表現できればいいというケースもあるだろう。
ゲームもそうだが、実空間じゃなくても楽しめる遊びは少なくない。
仮想空間で出来る事に関しては、仮想空間でやればいいと思う。
なんでも仮想空間でやらなければならないという事はないと思うが、仮想空間には、現実と異なる自由と制限が存在するわけで、それをうまく使い分ければいんじゃないかと思う。

■モノが売り買いできる事
ユーザーが作ったものを販売したり買ったりできるのは非常に重要だと思う。
ものを作るのには少なからず時間や知識や労力が必要だし、モノを作る事で対価をえられるのは作り手の創作の手助けになると思う。
インターネットもそうだが、限られた企業だけがページを公開したり、販売をできるのではなく、個人までもが自由に作れる事により、ここまでいろいろなものが登場したのだと思う。

まとめると、SecondLifeは新しいツールであり、これまで個人ではなかなかできなかった事ができるようになる可能性を秘めている。
この道具をどんな風に使ったらいいか、イメージできない人もいるだろうが、インターネットのようにあれこれ使い方を提案する人がでてきて、そのうちのいくつかが「こんな使い方は便利」と一般に広まる事で、今後こういった仮想空間が普及していくと考えられる。