エスカレーター シミュレーター(輸送効率比較 約100人)

🅰 遅速+両止まり
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🅱 通常速度+片側歩行
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🅲 通常速度+両側歩行
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解説:両側止まりが効率化は嘘!のホント

おそらく一般的な人がこれをみれば、容易にわかると思いますが、「エスカレーターは両側に止まって乗る方が効率が良い」という説は、非常に限られた条件下のみで成り立つレアケースを誇張した話しです。
なぜなら、運送効率を下げているのは、低速設定という誤った運用であり、行列が発生していてもそれは、両方に並んだから解消されるものではなく、低速によって発生している可能性が多にしてある。
そのようなレアケースをあたかも、標準的な現象のように説くのは、よくいって、フェイクニュース。もっと言えば、風説の流布という犯罪行為である。

運送効率をさげているのは、低速エスカレータであり、スマホのながら乗りを助長しているのも、遅いエスカレーターです。
特に低速で運用されているエスカレーターでは、そもそもの運送能力が低いため、歩行を禁止しても通常速度の片側歩行モードより効率が良くなることはありません。
さらに、安全の観点からも1段あけて立ち乗ることが推奨されており、横並びでなくても交互に乗れば実質的な輸送効率は変わりません。

よって「両側止まりが最も効率的」という主張は、特に日本のエスカレーター事情においては都市伝説に近いものといえます。
大型のイベントで、数千人が一気にエスカレーターを利用するような場合は、安全対策上も必要だと言えます。
しかし、駅のように、電車の到着時や、混み合うタイミングが時々途切れる場合は、両止まりが効率的と言える状況は、ごく一部と言えます。
  このシミュレーションをみてもうひとつ、わかるのは、歩いてない側のほうが密集している場合と、そうでない場合があり得るという点。
  片方に負荷がかたよるに関して。例えば、車は片方に乗っている場合が多々あると思うがどちらのほうの前輪タイヤがすり減ると言われているかご存じだろうか。
  重心から考えるなら、左右で同じ体重の人が乗らなければ警告をだすべきだが、それなら普通に1列幅のエスカレーターが良いということになるし、一人幅であっても前後のバランスはどうなのという話もある。