メディア・デモクラシー

メディア

我々はマスメディアを通じて、情報をキャッチしたり、
マスメディアが宣伝する商品を購入したりなど、なにかとマスメディアには影響を受けて生活している。
しかしマスメディアは、視聴者に製品を売りつける事で、スポンサーから広告費をもらい その費用で、視聴者がくいつく番組制作を行なっている。

その結果、マスメディアは単純でわかりやすいものを扱い、
複雑な問題を遠ざけてきたり、公平さや、正義より、広告費や視聴率稼ぎを優先させる場合がある。
現代に肥満が増えているのは、おそらくテレビで食べ物の宣伝ばかりしている影響がある。
マスメディアの問題はそれだけにとどまらないがマスメディアには注意が必要だ。

SNS

現在マスメディアの存在に一定の影響を及ぼしつつあるのがSNSだ。
最近のニュースは、誰々が、ブログやTwitterでこう言いましたとか、Youtubeで投稿された動画についてとか、 なにかと取り上げられる事が増えてきた。

一方で、アメリア合衆国の大統領トランプのようにTwitterでマスコミに餌を巻いて、注目を集めて選挙に勝ったり、 SNSは、集合知として正しく機能しているかどうかは甚だ疑問である。
マスコミも信用しちゃダメだし、SNSも注意が必要だ。

デモクラシー

民主主義は重要だが、多数決決めるのが適切ではないタイミングや決議事項が時々ある。
例えば、EU離脱の国民投票。
90%の人が離脱に賛成でそう決定するなら別に良いだろうが、半数近くが反対でそっちに進んで、 また投票したら今度は逆になったら、そっちに進むのが正しいのか。
反対になる原因を解消させるための対応を進めるとか、もっとなにかあるんじゃないのかと思ってしまう。

話を選挙を例にすると、大衆に耳を傾け、硬直化した、既存の社会問題を打破すると言い放つ、ナイスガイが現れたら 人々は投票するだろう。
それがヒトラーであったらどうだろうか?。
もちろん本当に有能な候補者なのならそれよいのいのだが、問題は、現代の世界が複雑で、どっかの荒くれ者が おりゃーっとぶっ壊せば解決するものでもないし、それを期待して、クレイジーな候補者を選ぶのは間違いだと思う。

すでに日本は、民主党政権という誤りを経験し、その反動が現在の自民支持に繋がっている。
重要なのは、硬直している複雑な問題をぶっ壊す事ではなく、丁寧にみんなで協力し、解決の糸口を探り進める事である。
もし選挙であなたが思うそのままのことを言っている輩が現れても、安易に選んではいけないのである。