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ReBORN

トヨタのCMだがここのところ、社会的メッセージを含んだCMシリーズが続いていると思う。
例えば「ReBORN」シリーズは、トヨタの復活と震災復興からの日本の再起をかけた、「がんばろう日本」的なCMという見方もできるだろうが、同時に日本の社会構造に対し「ReBORN」せよという意味にもとれると思う。
他にも、「免許を取ろう」シリーズは、自動車買って欲しいけど、とりあえずその前に免許とってよという、表向きのメッセージとは別に、
「大人 になったが免許は持ってない のび太」を今の日本の若者と重ね合わせ、批判している部分もあるのかもしれない。
今、トヨタのような日本発のグローバル企業には、「1.日本を捨てて生き残る」「2.日本を変えて復活する」「3.日本と運命をともにする・日本の中で生きられるだけ生きる」という選択が時々脳裏をよるのではないだろうか?
「1.日本を捨てて生き残る」は考えにくい事だが、グローバル企業としては必要な覚悟だと思う。
「2.日本を変えて復活する」一企業が日本を変えるなどは、困難だろうが、駄目元でも試してみるのはありだと思う。
「3.日本と運命をともにする・日本の中で生きられるだけ生きる」は、多かれ少なかれ日本企業や日本初の企業の宿命だと思う。
「これから俺、どんどん世界に出て行っちゃうし、日本なんて知らないぜ」という楽天的?なのりの企業も複数あれども、現状うまくいっている例はあまり聞かない。
話を、ReBORNに戻して。
なぜ今生まれ変わる事が必要なのだろうか?
これまでの延長じゃ駄目なのだろうか?
ケース1:40歳定年制
最近どこから出て来たのかは知らないが「40歳定年制」という話がある。
40年も経過すると企業も、世界も変わっている(40年前の社会はどうだったか、40年後の世界はどんなだろう?)、「今のレールに40年後がないとしたら?脱線してから困るより、はじめらから40年後新しい線路で走る事を考えたほうがいいのではないか?」という一つの考え方としてありだと思う。
実際の所それは単純ではないが、かといって今の世界を見て40年後に今の延長にレールがあるとは思えない。
ケース2:この星の生き物について
この星では、ネズミのように、短期間で増殖する生き物と、樹木のようにいったん芽を出した所に根を張って長年生き延びるという異なる生存戦略が存在する。
それは、いいかえると、変化に耐える生き方と、変化に応じて生きるという事なのかもしれない。
ケース3:デフォルト(債務不履行)・破綻
JALは破綻し、株券を紙切れにすることで、復活を遂げた。
国のデフォルトも回避すべき事ではあるが、その一方でいったんリセットをすることで、
健全化を図るという考え方も、時として必要なのかもしれないと思う。
駄目な企業やサービスを、税金ずぶずぶで延命するのと、破綻させ資本主義的に、
リセットさせるのとどちらが健全だろうか?
まとめると、ReBORNすべきなのか否かに答えはない。
ケースバイケースの場合もあれば、同じケースでも手法の違いであってどちらの方法でも
同じ結果がもたらされる場合すらある。
私自身の検討事項として、今あるのは、第二の人生(セカンドライフ)や、第三の人生をどうとらえるかという課題がある。
自分の中では、すでに第二の人生であるつもりなので、次は第三の人生、
何を継続して何を捨てるべきか、目下の課題である。

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