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少子化

20世紀の名残で、多くの人が、世界人口は今後も増え続けるようなイメージを、いまだに持っているかもしれない。しかし近年、世界人口増加はいずれ横ばいになると予想されている。

日本の出生率は現在1.4とのことなのだが、政府が子育て支援をうまいことすれば、これが3とか4になるかと考えると、そんなことはない。

少なくとも、自由意志で結婚したり、出産を抑制できるようになり、それでいて、さほど死が身近ではない、現在の日本の出生率は、多少の改善の余地はあるにせよ、著しく変わる事はないという事である。

そういう点に於いて、高齢化問題を、少子化対策(多子化政策)で補おうと考えるのは、まったくの大間違いだと最初に言及しておこう。

やはり高齢化による社会負担は、いますぐ、同年代で調節するよう政策転換するべきだし、労働力不足の面では、海外人材やロボティクス、デジタル化をすすめるに尽きる。

国内政治はさておき。人類はこれから30年後より減少に転じ、2100年世界人口は60億人になってるかというと、個人的にはそうは思っていない。2100年の人類は90億人と予測する。

人口増の要因をSF的に考える

マンボウ人間
マンボウは1匹で数千万個の卵を産むという。
バイオテクノロジーの進化により、一気に多数の子供を産めるよう(というよりは培養?)になったら、一気に人口が増える可能性はあると思う。

養殖人間
映画マトリックスでは、電池として人間が培養されている。
人類とは別の意思によって、大量に養殖が行われれば、人口増となる可能性はある。

地球外進出
宇宙ステーションなり、月面基地、火星へと人類が進む事になった場合、やや強制的な人口増が必要とされるだろう。

人口減の要因をSF的に考える

一方、人口減はどうだろう、伝染病、隕石衝突、核戦争、まったくないとは言い切れないが、世界人口を2/3にさせるような、リスクというのは、かなり小さく、100年、200年で考えれば、極めて小さいと考える。

新知性による侵略
SF好きとしては、人工知能とかトランスヒューマン、宇宙人、その他、新知性が、旧人類を駆逐するという話は興味深い。

まあ、2100年の人口、かつて後進国とよばれた国も、経済水準がある程度になれば、出生率も2未満になるのだから、そこで頭打ちになればあとは、横ばいか減少という事になると予想するのが妥当な所だと思う。

とはいえ、地球上の動植物やペット、畜産などの個体数の増減を考えると、人類が介在によってその個体数を大幅に変化しているものもあれば、人間とは関係なく、大幅に増減しているものも多数ある。

ある程度テクノロジーが進化し、そろそろ予測可能とも思える人口増加。しかし、自然界を見渡して考えるならば、これは、まだまだ不確かな要素なのかもしれない。